上海ディズニーランドに6日間行って分かったこと。マナーや英語対応など
上海ディズニーランドのグランドオープンから6日間パークに入園して分かったマナーや英語対応などの状況について箇条書きでメモしておきます。2016年6月時点の状況です。
英語の対応状況
- ディズニーホテル(上海ディズニーランドホテルとトイストーリーホテル)で英語が通じる確率は95%ほど。国際ホテル。かなり安心して滞在できます。
- パーク内で英語が通じる確率は50%ほど。だけど、ほとんどの場合、近くに英語ができるキャストが配置されており、その人につないでくれるので、そんなに困ることがない。
- パーク内のレストランでは、ほぼ英語が通じる。キャストは「ニーハオ」と挨拶するが、こちらは「ハロー」って挨拶すると英語で対応してくれる。レシートも英語版で出してくれる。何も挨拶しないと中国語のレシートになる。
- 録音済みのアナウンスは中国語と英語を両方とも放送する。アトラクションの注意事項は必ず中国語と英語でアナウンスされる。
- 現場のキャストによる案内は中国語のみ。何が起こっているのか不安になるが、英語で質問すれば、ほぼ答えてくれる。
- ディズニータウンも英語が通じるが、パーク内ほどではない。
- シャトルバスの運転手やバスターミナルの案内員は英語が通じない可能性が高い。まあ、英語のサインが出ているので困ることはない。
- アトラクションやショーは完全に中国語のみ。安全に関する案内以外は英語字幕もない。全く分からない。だけど、雰囲気で分かる。
- 結論としては、中国語で困るシーンはほとんどない。アトラクションやショーのストーリーが分かりにくぐらい。生活面では問題なし。
パーク内での整列マナー
- マナーが悪い人がいるのは確か。だけど、ほとんどのゲストはマナーが良い。悪いのは一部。体感としては、マナーが悪いのは入園者の1%以下。
- 待ち列での「割り込み」と「追い越し」は区別して考える必要がある。
- 割り込みはマナー違反だという認識がある。無理やり列に割り込む人は少ない。割り込まれたら怒ってた。
- ただ、追い越しは問題ないと思っている人が一部にいる。スタンバイ列にスペースができているなら、そこは詰めても問題ないという空気を感じる。そして、追い抜かれたゲストは特に怒ってない。怒っているのは日本人の僕らだけ。おそらく追い越しはグレーゾーンという認識で、心に余裕があればやらないが、急いでいたり早い者勝ちの空気があると頑張っちゃうみたい。
- 明らかに通れないぐらい詰まっている列を無理やりに追い越したりはしない。それは「割り込み」になる認識なんだろう。
- 全員が追い越したいと思っているわけでもない。やはり一部。子連れに多いかも。
- スタンバイ列の後ろからガンガン追い越してくる人はトイレなどで一時退出した人の可能性が高いので、素直に通してあげるべし。
- 整列柵があると追い越しOKで、整列柵がないところだと割り込みになっちゃうから意外と素直に並んでる。
- 例えるなら、2車線の道路で渋滞していて追い抜かれても誰も怒らないのと同じ感覚かも。
ディズニー側も対策している
- アトラクションやレストランなどのスタンバイ列は、ロープによる簡易的な仕切りではなく、鉄製のガチガチの柵で区切っている。下をくぐったり、上をまたごしたりできないようにしている。大人でも簡単には越えられない高さ。もう動物園。これのおかげで、かなり平和に並べる。
- スタンバイ列の幅が大人2人が横に並ぶと追い越せないピッタリなサイズになっているので、追い抜きは少ない。
- スタンバイ列の設計はホントに秀逸だと思う。
- カオスになりやすい列の入口と出口には、必ずキャストが配置されており、ゲストをコントロールしている。とにかくキャストの人数が半端じゃない。この人数のおかげで秩序が保たれている。
- あと、入園処理が遅いなどの運営上の問題を見かけると、次の日には改善されていたりする。ディズニー側の対応の早さには毎日感心した。
パーク内のごみ捨てマナー
- ホントに綺麗なパーク。東京と変わらない。
- ただ、ショーの後はゴミが散らかりやすい。ディズニー側も分かっているので、ショー終了後に一斉に清掃を入れている。なので、一時的に散らかることがあっても常にゴミが散乱している状態ではない。
- アトラクションのスタンバイ列にゴミ箱が少ないと、ゴミが散らかっている場合がある。誰かがゴミを捨てていると、その流れで捨てちゃう雰囲気がある。95%のスタンバイ列はキレイだが、一部でそういうこともある。清掃キャストはスタンバイ列の中も定期的に掃除していた。今後、ゴミ箱を増設すれば改善されると思われる。
その他のマナー
- 花壇に入っているのは6日間で見かけなかった。
- 立ち小便をしているのは6日間で見かけなかった。
- タバコを喫煙エリア以外で吸っているのは見かけたが、ほんの数名だけ。
- ショー終了のアナウンスの前にみんな席を立って移動し始めるのは国民性だなぁと思った。シアター暗いのにもう動くの?
- キャッスル内が涼しいため、そこで座って休憩したり、横になって寝たり、やりたい放題。ここはロイヤルですよ!難民キャンプじゃないよ!
トイレ事情
- 基本的にキレイ。清掃の頻度が多いみたい。
- 洋式は必ずある。
- トイレットペーパーは流せる。
- オムツ交換台は男性用、女性用ともに必ずある。
空気・大気
- マスクを持って行ったが、特に日本との違いが分からなかったので使わなかった。空気は普通です。
- 誰もマスクは付けていなかった。
- ちょっとだけスモッグがかかっていて、スッキリした写真が撮れなくて残念だった。
飲料水
- ミネラルウォーター(ペットボトル)はパーク内で買うと10元、パーク外で買うと5元。
- 氷入りのジュースを何回も飲んだが、特に下痢にはならなかった。氷が解けると変な味がする。
- できるだけミネラルウォーターを飲んだのが良かったかも。念のためセイロガンは持参した。
入園チケットの交換方法
以下のページにまとめました。
入園時間について
- 8時オープンで、7時過ぎから入園している場合がある。アトラクション運営もファストパス発券もやっていたりする。
- 開園の1時間前にはゲートに着くぐらいの意気込みが必要。
- アドベンチャーアイルのファストパス発券所がとんでもない混雑になる。しかし、ファストパス発券は意外と列が進むのは早いので列の長さに怖気付かずに並ぶべし。
交通系
- 上海ディズニーリゾートのバスターミナルから上海浦東国際空港への空港バスが開通したらしいが、確認すると上海ディズニー発が17:00と18:00のみ。これじゃ使えない。
- ディズニーホテルから上海浦東国際空港までのタクシー代は80元ぐらいとのこと。トイストーリーホテルのベルデスクが言うには。実際は110元ほど。遠回りをしている可能性がある。
- 地下鉄11号線のディズニーリゾート駅の近くにはバスターミナルがあり、そこからディズニーホテルを循環するバスが出ている。
- 上海ディズニーランドホテルのシャトルバスに乗る際にルームキーの提示が必要な場合があった。
- 上海ディズニーランドホテルの前の船着き場から出ている水上バスは、上海ディズニーランドホテルのルームキーの提示が必要だった。誰でも乗れるわけではなかった。
ディズニーホテル
- ルームキーがないとエレベーターの客室フロアのボタンが押せない。
- ルームキーがないとホテル敷地には入れない。ホテル専用シャトルバスを使えば入れるが、ルームキーや予約の確認がある場合がある。
- 2つのディズニーホテルに宿泊する場合は、ホテルからホテルへ荷物を配送することができる。無料。
- ディズニーホテル宿泊者専用の優先入場ゲートはない。
- キャストさんの圧倒的なウェルカム感と対応力。ホントに居心地がいい。
インターネット環境
- パーク内に無料Wi-Fiがあるが、中国の携帯電話番号がないと使えない。SMSでパスコードを取得する仕組みのため。
- ディズニータウン内の無料Wi-Fiも中国の携帯電話番号がないと使えない。
- ディズニーホテルの無料Wi-Fiは部屋番号とLast Nameがないと使えない。
- トイストーリーホテルは部屋によって繋がりにくい場合あり。
クレジットカードの対応状況
- ポップコーンワゴンなどの小さいフードワゴンではクレジットカードは使えない。
- 10元以下の支払いにもクレジットカードは使えない。現金のみ。
- グッズ系ワゴンはクレジットカード対応。
- 荷物ロッカーはVISA、JCBは使えない。現金が必要。
- 地下鉄、タクシーも現金。
荷物ロッカー
ロッカーの使い方やスーツケースの預け方などを以下のページにまとめました。
まとめ
つまり、思っていたよりも普通に楽しめますよ。