夢の国の、夢の話 (Victoria & Albert's)
★★★★★ 2016年2月に訪問予約が取れない!
WDWに行く予定を立てているとどうしても目に入るのが、"Victoria and Albert's"どんな口コミサイトを見ても悪く書いているものは見かけない!
雰囲気もよさそうだし、とにかく素晴らしいレストランと期待が膨らみます。
しかーし!
公式サイトから予約できるものの、
いつ見てもどの時間帯も満席…人気のほどがうかがえます。
電話して直接空きがあるか確認しようかとも考えていたとき、
奇跡的にオンラインで空きが出ました!
来る日も来る日もチェックしたかいがあったというものです。
その日はWDW滞在最終日で、レストランで食事をしたあとマジックキングダムで
最後の夜を楽しもうというプランをたてました。
英語の面で心配はありましたが、
予約がとれたことがうれしくてうれしくてたまりませんでした。
お値段は思い出づくり優先で目をそらしました(^^;
まさかの予約確認!
WDW滞在最終日の朝、それは突然起こりました。ホテルの内線電話が…鳴っているではないですか!
相方さんと、「どうするこれ…取る?取らない??」と悩んだ結果、取りました(相方さんが)
英語でなにか喋っています。隣にいる私の動悸もおさまりません。
電話が終わって聞くと、Victoria and Albert'sからの予約確認の電話だったようです!
レストランからこういう電話が来るなんて経験がなかったので、ひたすら驚きました。
格式の高いレストランに行くんだ…という緊張が強くなっていきました…
ちなみに、電話は相方さんが「少しゆっくり話して下さい」と頼むと
めちゃくちゃゆっくり丁寧に話してくれたそうです!
ドレスコードのあるお店…いよいよ突入!
ガチガチではないようですが、きれいめのワンピースで出陣しました。靴ももちろんよそいき仕様です。しっかりおめかしして、いざ店内へ!
レストランはグラフロの中にあります。
入口がほかのレストランと一緒になっているのでちょっと手間取りました。
中はもう…異空間!
重厚な内装に、品がいいとしか言いようのない調度品。
リアルなBGMが聞こえる・・・と思ったらなんと、ハープの生演奏!
はああ…世界が…違いすぎる!緊張でカッチカチになっていました。
私たちのテーブル担当の方はもちろん紳士で優しく、
緊張が目に見えているだろう私たちにも大変丁寧にして下さいました。
夢の時間のはじまり
メニューはゲストごとに異なるようで、完全にシェフのおまかせでした。おまかせ、ではあるのですがその中で何品かは
こちらでチョイスするようになっていました。
メニューはそれぞれ名前が入ったものが用意されていて、
帰り際にプレゼントとしていただきました。
メニューは英語と日本語表記があり、イメージしやすくなっていました。
一品一品がすごく繊細で、本当においしいんです!
使っている材料も相当いいのだと思いますが、味付けも盛り付けも芸術的です。
ドリンクも希望に応じて出して下さりました。
WDWでの滞在では食事がなかなか合わなくて苦労したのですが、
ここのお食事は信じられないくらいおいしいものでした。
日本でもこんなにおいしくて上品なお店には行ったことはそうそうありません。
周りを見渡すと堂々とした様子でセレブ達(推定)が食事を楽しんでいます。
我々のようなおのぼりさんには出せないオーラが出ています…!
カチューシャとか、付けてる人いないだろうなあ…
と思っていたらお一人猛者がおられました。
なんだかほっとしたような、うらやましいような気持でした。
思いがけないハプニング
私たちが行ったのは2月で、外は肌寒い季節でした。ところが、店内は猛烈に冷房が効いています!
さ、さむい!!
フローズンファンタジーなのか!!?
私たちの装いは半そでワンピです。太刀打ちできるわけがありません。
そこはおもてなしのレストラン、何も言わなくても
着席するなりストールをスマートに渡してくれました。
高級そうなあったかいストール…助かった!
しかし冷房の勢いはそれを遥かに凌ぎ、
緊張と相まって終始小刻みに震えていました。
次に襲いかかった予想外の出来事が、なんと中盤で満腹に…!
おいしい!けど満腹だ…!の状態で途中から寒い、満腹とのバトル勃発です。
なんとももったいないことにアルコールのせいもあってか
中盤からかなり記憶が朦朧としています。
ただ、すべてのお料理が尋常じゃなくおいしかったことだけは覚えています。
ほんとにもったいない…!!
そして非常に残念なことに、写真撮りまくりたいのに
そうする勇気がなくて写真が…ほぼ撮れなかった…!
なんとなく撮りづらいと勝手に思っていたのですが、
最後の退席の時にスタッフさんが入口で写真撮りますよ、と
言ってくれたのでたぶん店内や食事も写真撮れるのだと思います。
次回はこの経験を活かしてよりレストランを楽しむために
寒さ対策(長袖ジャケットで行く!)
満腹対策(事前に量を少なくしてもらえないかメールで確認!)
写真(撮っていいか確認!)
これらをきっちりして臨みます!
幸せな時間
寒かったり、満腹になったり、朦朧としたりでしたが、全てはVictoria and Albert'sが素晴らしすぎることによる衝撃が
そうさせていると言って過言ではありません。
遠慮して写真のこととか言い出せませんでしたが、レストランの姿勢として
ゲストを丁重にもてなしたい!という気概がとっても伝わってきました。
帰りはメニューと薔薇を一輪下さり、スタッフさん複数で見送って下さりました。
ちなみに、レストラン滞在時間は3時間以上でした。
冒頭で企てた「食事のあと、マジキン」は
もちろん実行できなかったことは言うまでもありません。
あんなにディナーを気合い入れて堪能したことはありません。
WDWでの滞在は私の人生で大きな出来事になりましたが、
このレストランはお食事部門で群を抜いた存在となりました。
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