タスマニア -歴史と悠久の大地-
★★★★★ 2023年10月に訪問タスマニアでのport activity
シドニークルーズ4泊5日に参加したときのport activityに参加した時のことをお話ししたいと思います。day3が寄港日でした。タスマニアでの冒険が待っています!
参加するまでの気持ちと、activityの種類
事前予約の段階で、「英語わからなすぎて置いていかれたらどうしよう。一人だし」と参加をためらっていたら、海外旅行大好きな友人に「絶対に行った方がいい!」と背中を押してもらって参加を決心しました。結果からお伝えすると、「行ってよかった!」です。友人に感謝です。置いてけぼりになることもないシステムでしたし(笑)
公式サイトを見ると、タスマニアでの過ごし方のプランは10以上あります。
タスマニアの観光地メイン、野生動物の観察メイン、どちらも、ワインや食事がつくプランなど様々です。
私は観光と野生生物、どちらも楽しめるプランにしました。(148ドル、4〜4.5時間)
タスマニア上陸!
この日の朝、タスマニアが近づいてきたのを見て「地図で予想してたより大きいなあ!高さのある建物も多い!」と興奮気味にずっと海を眺めていました。なお、寄港地でのイベント参加者には前日からアプリで集合場所と時間が通知されます。
タスマニアの上陸と、Wonder乗船の時にIDが必要になるのでパスポートも忘れず持って行きました。
ここでも船からタスマニアへの食事類の持ち込みは禁止されているので、注意が必要です。
念のため、クレジットカードと現金も少し持っていきました。
参加者はグループ分けされていて、グループごとに集合時間が違っていました。
先導してくれるキャストさんに従って外に向かいます。
寄港地はタスマニアの州都、ホバートです。
オーストラリアではシドニーに次いで古い歴史のあると言われている町だそうです。
久しぶりに大地を踏みしめますが、Wonderでほぼ揺れを感じなかったせいか違和感はありませんでした。
ターミナル内はお土産屋さんがずらっと並んでいました。
グループごとにバスに乗り込みます。席は自由。
まずはタスマニアの歴史ある建物が集まった場所まで向かいます。
道はとても整っていて、車の往来も結構ありました。
リッチモンド散策
30分ほど走ったかというところで目的地に到着。45分ほど散策の時間がありました。リッチモンドという約200年ほど前に開拓された、歴史の残る街を散策します。
こちらは完全な自由行動で、ガイドさんについて歩くという感じではありませんでした。
リッチモンド橋という石橋は、オーストラリアに現存する最古の石橋だそうです。
(このクチコミの表紙になっています)
また、小高いところにある教会は、こちらもオーストラリア最古だそうです。
バスの駐車場から、川沿いを歩いて石橋を渡り、教会の周辺をぐるっと見てからまた川沿いを歩いてバスに向かいました。
川には色んな種類の鳥がのんびり過ごしていて、ゆったりとした気持ちで過ごせました。
方向音痴なので、あまり遠くに行くと取り返しのつかないことになるという自覚があった私は、少し早めにバスに帰りました。
そこでガイドさんが話しかけてくれたので、しばらく歓談していました。
なお、このリッチモンド周辺にはおしゃれなカフェなども点在しているので、アイスを買ったりしている方もいらっしゃいました。
出発時間になると、ガイドさんが丁寧に人数を確認していたので、おそらく取り残されることはなさそうだととても安心しました。
Bonorong Wildlife Sanctuaryへ
そこからバスはBonorong Wildlife Sanctuaryに向かいました。タスマニアデビルやウォンバット、カンガルーと会えると聞いていたのでワクワクしながら到着を待ちます。
ここでは保護区のスタッフさんが案内をしてくれました。
名の通り広大な土地にある「自然」で、空気が澄んでいるように感じます。
言葉では言い表せないくらい大きな土地です。目視できるめいっぱいが敷地のようでした。
ゲートのところにはあたたかみのある、とても生き生きした動物たちの絵が描かれていました。
管理棟はこじんまりとしていて、ひたすら広大な保護区が目の前に広がります。
この入り口近くにある売店では、ここにいる動物たちのぬいぐるみなどのお土産が売られていました。
まず私たちの目の前に現れたのは、とっても恥ずかしがり屋なウォンバットでした。
大勢の人が急に現れて驚いちゃったのか、どうしてもスタッフさんの足の間に隠れようとします。
その姿のかわいさたるや…!悶絶ものでした☺️
スタッフさんもどうにかして正面に向いてもらうよう動くのですが、その度にウォンバットも足の間に潜り込むという攻防が繰り広げられていました。
この保護区では傷ついたり群れから逸れた動物を保護して、自然にかえしているという説明を聞いている間にもウォンバットは足の間にすっぽり収まっていました。
次はハリモグラ(エキドナ)とお目見えです。
彼らは目があまり見えないらしく、スタッフさんがえさ入れを叩いて音で誘導してくれました。
「のそのそ」というオノマトペがぴったりな足取りで二匹のハリモグラが登場しました。
二匹で寄り添う姿がとても愛らしかったです。
そしてタスマニアデビルとご対面!
デビルという名前から、結構こわい顔つきなのかと想像していたら、こちらもとってもかわいい子でした。
しかし、かわいい顔ですが有袋類としては最大級の肉食動物らしく、タスマニアデビルのいるエリアは「触らないで!私たちは噛むよ!!」と注意書きがありました。
その後、ひときわ大きなカンガルーエリアに移動です。
少なくとも50匹以上はいたと思います。もはや圧巻です。
夜行性だからか、みんなぐたっと横たわっていました。
えさやり体験もできます!スタッフさんから一人一袋のえさをもらって餌付けにチャレンジしますが、みんな眠たいのかえさをみても無関心(笑)
口元に持っていくとようやく食べてやるか…という感じでした。
威嚇してきたりカンガルーキックを繰り出してくるような子はおらず、のんびりとカンガルーたちと過ごしました。
他にも鳥たちがいたり、日本ではなかなかお目にかかれない動物と出会える場所でした。
「保護区」の名の通り、動物たちはのびのび過ごしている印象でした。
入場料が動物たちの保護や治療に充てられているとのことで、ここに来て動物たちとゆったり過ごせてよかったし、少しでも動物たちのためになっていればいいなあと思いました。
ほくほくとした気持ちでバスに乗り、港へと向かうのでした。
なおこのツアーには食事はついていなかったので、お昼ごはんはお部屋に持ち込んでホバートを眺めつつ、タスマニアでの散策を振り返っていました。
出港の瞬間も見たくて、デッキを散策したり、お部屋から眺めたり、色んな角度から楽しんでいました。
勇気を出して参加してよかったと感じたツアーでした。
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