トイ・ストーリーランド(フロリダ版)の見どころを現地レポート 2018
2018年6月30日にオープンした、ウォルトディズニーワールド(フロリダ)の「トイ・ストーリーランド」の全体像と見どころを現地からレポートします!
トイ・ストーリーランド in Hollywood Studios
大改装中の為、半日パークとも言われて小さくなってしまったWDWのハリウッドスタジオに、待望の新エリア「トイ・ストーリーランド」が2018年6月30日にオープンしました。約2年間の工事を経て完成した当エリアは、パリ、香港、上海に続き世界で4番目のトイストーリーのテーマランドです。
広さはアニマルキングダムのパンドラと同じくらい広いかと思います。高い建物で遮られる事がないので、とてもオープンな空間。アメリカのバックヤードの典型的な木製のフェンスで囲まれたこのエリアでは、まさにアンディのバックヤードにいる気分になります。
3つのアトラクション、1つのカウンターレストラン、カートワゴンからなる当エリアは、アンディが彼の想像力で裏庭に作ったオモチャの国。ゲストはアンディのオモチャ達のサイズになり、何もかも大きくなった世界で、トイストーリーのキャラクター達と出会ったり、アンディのオモチャで遊ぶことができます。時折グリーンアーミー達がやって来てゲストを楽しませてくれるエンターテイメントもある様です。
ちなみに、2018年7月現在、ピクサープレイスは残されており、トイストーリーのキャラクターグリーティングはそちらのエリアで行われています。
このブログではエリアの全体像と見どころをご紹介していきます。
トイストーリーランドの5つの見どころ
1:WDW版限定の2つの新アトラクション
2:トイストーリーランドオープン記念グッズ
3:トイストーリーランド内のレストラン
4:テーマランドとしての完成度の高さ
5:夜景がとても綺麗
さてそれぞれの見所を詳しくご紹介していきましょう!
見所1:WDW版限定の2つの新アトラクション
スリンキー・ドッグ・ダッシュ
トイストーリーをテーマにした、ジェットコースタータイプのアトラクションです。似たような名前のアトラクションが別のパークにありますが、これはWDWでしか体験できない全く別のアトラクションです。
アンディが設計したコースを彼の家の裏庭に組み立てました。トイストーリーランドの1/3を使った長いコースには、ジェシーやミスターポテトヘッドなどのキャラクター達があちこちに配置されており、毎回乗る度に新しい発見がありそうです。
キャラクター達が会話をしていたり、ちょっとした仕掛けやポストショーもあり、ただのファミリー向けコースターだと思っていたら大間違い。
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エイリアン・スワーリング・ソーサー
トイストーリーランドと同時にオープンした、もう一つのアトラクション。こちらもWDWだけで体験できるアトラクションです。ラウンドライドと言われる、いわゆる回転系のアトラクションで、キューラインはランド全体と同じくカラフルです。天井からぶら下がる「The Claw」の周りをグリーンエイリアンが乗ったスペースシップが回っていきます。小さな円板に乗ったグリーンエイリアンと、そのスペースシップが本当に可愛らしいですね。
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見所2:トイストーリー ランド オープン記念グッズ
トイストーリーランドのオープンを記念して発売されたグッズがあります。実はトイストーリーランド内にはショップが存在しません。2台のアウトドアカートにグッズがディスプレイされているだけなんです。もちろんこちらのカートから購入することもできますが、実はトイストーリーランドの外、ハリウッド ブラウンダービー レストランの隣の「Beverly Sunset」というショップでもスペシャルグッズは購入可能です。
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見所3:ウッディのランチボックス
トイストーリーランドには、1件のカウンターサービスレストランがあります。アンディのランチボックスの形をした建物がとても可愛らしいですね。赤く丸いケースに入ったチーズ、フルーツジュース、動物クッキーなど、アメリカのお母さんが子供達に持たせる典型的なアイテムが大きなサイズで再現されています。
メニューにはもちろんアメリカ人の子供たちが喜んで食べるようなランチメニューが用意されています。アメリカの子供の気分になってランチボックスメニューを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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見所4:テーマランドとしての完成度の高さ
もう一つのトイストーリーランドの見所と言えば、ディテールの細かさでは無いでしょうか。僕が以前に見た事があるトイストーリーランドは、ディズニーパリのディズニースタジオ内でしたが、はっきり言ってあまり記憶に残っているものではありません。大きなバズやウッディ達がいる「遊園地エリア」と言う印象です。テーマパークというより遊園地。このイメージが付いてしまったトイストーリーランドへの僕の期待はかなり低いものでした。
しかし、このWDW版エリアに踏み込んで驚いたのは、きちんとしたテーマパークとしての雰囲気作り。アンディの超巨大な足跡に始まり、オモチャ型のストリートランプ、デジタル時計型の待ち時間表示、トイストーリーのBGM等、素晴らしいテーマエリアが完成されていました。カラフルで楽しいオモチャ達の世界を、オモチャの視点になって楽しめることの出来るこのトイストーリーランドは、既存の同ランドとは少し違っているような気がします。ディズニーの力の入れ方はさすがにテーマパーク王国のオーランドならでは、と言ったところでしょうか。
見所5:夜景
WDW版トイストーリーランドの夜景の素晴らしさも特筆するべき事だと思います。昼間のアンディの裏庭とは全く別の顔を見せる、夜の景色を見逃さないでいただきたいです。夜はアメリカの子供たちの心をワクワクさせる移動遊園地の様な、キラキラした雰囲気を楽しむ事が出来るんです。
特にスリンキードッグダッシュのコースの高台から見下ろす景観は、素晴らしいものがあります。カラフルなライトで彩られた夜のトイストーリーランド。これもここでしか味わえない感動の一つです。おそらく将来は隣に位置する、スターウォーズランドの景観まで楽しめるようになるのでは無いでしょうか。
注意点
注意点としてひとつだけ特記しておくべき事は、エリアの室内施設の少なさです。トイレとトイストーリーマニア以外の施設は全て屋外。しかも日陰も非常に少なく本当に暑いです。
このフロリダの気候の中でなぜこの様な結果になってしまったのかかなり疑問です。暑さだけでなく、夏場毎日の様に来る夕立の時にどこに避難したら良いのでしょう。アトラクションの出口にありがちなショップも、このテーマランドには無いんです。特に真夏のアトラクションの長時間の待ち時間はかなり辛いものがあります。スリンキードッグダッシュのクチコミにも書きましたが、当アトラクションのキューラインの暑さはかなり厳しいので、みなさんもお気をつけください。
まとめ
個人的に、全て想像していたものとは違ったWDW版トイストーリーランド。良い意味で全て期待以上の出来で、嬉しい誤算でした。きちんとテーマランドとして成り立っている雰囲気づくり、「単なる子供向け」以上のアトラクション、昼と夜で違う顔を見せてくれる景観。
昨年オープンしたアニマルキングダムのパンドラや、来年トイストーリーランドの隣にオープン予定のスターウォーズのテーマランドとは、流石に比べる事は出来ません。しかし、他のディズニーパークに比べてテーマ性が薄いハリウッドスタジオに新たな魅力と花を添えてくれたのは事実です。
オープン1週間後の独立記念日のお昼現在、待ち時間が、最高80分です。オープン当日は300分まで達したアトラクションも、しばらくしたらもっと落ち着いて来そうな雰囲気ですね。
みなさんもWDWでしか体験できないアトラクションがあるこのトイストーリーランド。WDWにお越しの際には是非立ち寄ってトイストーリーの世界にドップリ浸かってみてください!