「悲鳴は誰にも聞こえない」そして「怖いと思う頃には終わってる!」
★★★★★ 2017年3月に訪問
「宇宙では、あなたの悲鳴は誰にも聞こえない」
これは1979年の映画「エイリアン」公開時のキャッチコピーだそうです。ハリウッドスタジオは映画をテーマにしたパークで、そしてハリウッドスタジオだけに、このロックン・ローラー・コースターを降りた後にふと頭に浮かんだのがこのフレーズでした。
ハリウッドスタジオ入るとチャイニーズシアターが目に飛び込んできますが、そこにたどり着くまでに右に折れる通りがあります。ここがサンセットブールバード。サンセットブールバードを進んでいくとエアロスミスの曲が聞こえてきます。目を向けると車が逆さ向きに走っていて奥に巨大なストラトキャスターと呼ばれるギターがあるのが見えます。
ここにロックン・ローラー・コースターがあります。
後で思い知りますが、逆さ向きに走っている車、決して誇張ではありません。
つまり、いろいろな映画の曲がBGMに使われています。
しかしロックン・ローラー・コースターのあるエリアはBGMから違います。エアロスミスの名曲の数々です。
激しいナンバー、熱いナンバー、感動的なナンバー・・・いずれにしてもこれからコースターに乗ろうとするゲストのテンションを高めてくれる曲が立て続けにかかっています。ここに来るだけでライブ会場のように気持ちが高揚してきます。
僕がここに足を踏み入れた時かかっていたのが、映画「アルマゲドン」の主題歌「I don't want to miss a thing」という大好きな曲でした。無意識のうちに口ずさみ、体がリズムを刻んでいました。
それだからかゲストの数がほかのパークより少なかった印象です。
その中でこのコースターはやはり待ち時間が長かったです。
70分から120分程度の待ち時間を常にキープしており、夕方になると45分程度になっていました。
ただし、待ち時間が短くなることを期待して遅い時間まで粘ると、ナイトショー「ファンタズミック」や「スター・ウォーズ:ギャラクティック・スペキュタクラー」の時間と被って見れなくなる可能性もあるので気を付けてください。
(ファンタズミックの出入り口とロックン・ローラー・コースターからエントランスに向かう道は合流しているので、ショーが終わる時間と重なると大変な混雑に巻き込まれます)
シングルライダーもあります。
ですが、シングルライダーレーンに「スタンバイと同じ程度の待ち時間が発生することがあります。同じグループのメンバーはバラバラになります」と書いてありました。
シングルライダーは乗り場まで無条件に案内されるのではなく、ファストパスとスタンバイが合流するところで一旦止められてから案内されるので、ここで待ち時間が発生します。
今回シングルライダーレーンも使ったのですが、スタンバイで表示されていたのが45分待ちで、シングルライダーで待ったのが30分でした。
キューラインを進むとエアロスミスのメンバーがレコーディングしているスタジオにたどり着きます。
ライブの開演時間が迫ってきたため、車でライブ会場まで移動することになるのですが、メンバーの提案でゲストも会場までリムジンで送ってもらえることになりました。「飛び切り長く、速いリムジンで」会場に向かうことになります。
レコーディングスタジオを出るとそこはさびれたパーキングです。裏路地の、気軽に入り込まない方がよさそうな雰囲気のパーキングです。
ここに、例のリムジンが回されます。
一度動きスタート地点に。ここで「5!4!3!2!1!」とシャウトでカウントダウンが始まります。
次の瞬間ものすごい勢いで加速されハイウェイに飛び出していきます。この瞬間写真撮影されます。
そのまま直線を走ると360度ループに突入します。ここ、もしかしたら360度が2回連続で続いていたかもしれません。
そのままコースターは進み続け、スクリュー回転に突入します。
リムジンはハイウェイを駆け抜けますので、至るところに標識があります。でもそれが奇妙にねじれ曲がっていて、スピード感をあおってくれます。
耳元のスピーカーからはエアロスミスのロックが流れています。それによってテンションがさらに上がります。
ものすごい勢いで360度ループに突入しますので、気が付いたら妙なGが体にかかっていて、それで初めて「今回ってる?」と気付いた始末です。そしてその瞬間が少し長く感じたので、もしかしたら2周目を回っていたのかもしれないと感じました。
スクリューも、直前に標識が見えてその直後に不思議なGを感じたので「これがスクリューか?」と感じただけでした。
そして、肝心の曲なのですが、風と高いテンションに負けて1度目は何も聞き取れなかったです。曲がなんとなく鳴っていたような気がしただけでした。
さらに、1度目の乗車後声がかれていました。「すごい!」と叫んだのは覚えているのですが、自分で自分の声が聞こえずどれくらい叫んだのかわからずじまいでした。でも声がかれるほどだったのかもしれません。
・・・つまり!
とんでもなくハードなコースターですが、怖いと感じる暇がなかったです。気付いたら始まって気付いたら終わっています。
叫んでも大丈夫です。叫び声は自分にさえ聞こえません。ましてほかのゲストの声なんて聞こえません。
怖いかのように書きましたが、そんなこんなですごく楽しいコースターでした。
ですから2回目も乗ってみて、次は冷静に観察してみました。
・・・それでもスピードでどんなコースを走っているかわからなかったです。
曲はしっかり聞こえて、それがすごく楽しかったです。それでもどんなメロディだったか朧気にしか覚えてなかったです。後から思えば「Young Lust」という曲だったかもしれないと思いました。
好きなだけ叫んでも大丈夫です。誰にも聞こえません。
最初の一歩を踏み出すのは勇気がいりますが、意外に何とかなると思います。
是非、試してみてください!
これは1979年の映画「エイリアン」公開時のキャッチコピーだそうです。ハリウッドスタジオは映画をテーマにしたパークで、そしてハリウッドスタジオだけに、このロックン・ローラー・コースターを降りた後にふと頭に浮かんだのがこのフレーズでした。
ハリウッドスタジオ入るとチャイニーズシアターが目に飛び込んできますが、そこにたどり着くまでに右に折れる通りがあります。ここがサンセットブールバード。サンセットブールバードを進んでいくとエアロスミスの曲が聞こえてきます。目を向けると車が逆さ向きに走っていて奥に巨大なストラトキャスターと呼ばれるギターがあるのが見えます。
ここにロックン・ローラー・コースターがあります。
後で思い知りますが、逆さ向きに走っている車、決して誇張ではありません。
エアロスミスの名曲
ハリウッドスタジオのBGMに耳を傾けると、いろいろな曲が使われているのがわかります。ディズニーアニメーション、パイレーツオブカリビアン、スターウォーズに、「雨に唄えば」など往年の名作映画のテーマソングの数々。つまり、いろいろな映画の曲がBGMに使われています。
しかしロックン・ローラー・コースターのあるエリアはBGMから違います。エアロスミスの名曲の数々です。
激しいナンバー、熱いナンバー、感動的なナンバー・・・いずれにしてもこれからコースターに乗ろうとするゲストのテンションを高めてくれる曲が立て続けにかかっています。ここに来るだけでライブ会場のように気持ちが高揚してきます。
僕がここに足を踏み入れた時かかっていたのが、映画「アルマゲドン」の主題歌「I don't want to miss a thing」という大好きな曲でした。無意識のうちに口ずさみ、体がリズムを刻んでいました。
待ち時間、シングルライダー
2017年3月、ハリウッドスタジオは改装工事が行われていて面積が大幅に縮小されています。それだからかゲストの数がほかのパークより少なかった印象です。
その中でこのコースターはやはり待ち時間が長かったです。
70分から120分程度の待ち時間を常にキープしており、夕方になると45分程度になっていました。
ただし、待ち時間が短くなることを期待して遅い時間まで粘ると、ナイトショー「ファンタズミック」や「スター・ウォーズ:ギャラクティック・スペキュタクラー」の時間と被って見れなくなる可能性もあるので気を付けてください。
(ファンタズミックの出入り口とロックン・ローラー・コースターからエントランスに向かう道は合流しているので、ショーが終わる時間と重なると大変な混雑に巻き込まれます)
シングルライダーもあります。
ですが、シングルライダーレーンに「スタンバイと同じ程度の待ち時間が発生することがあります。同じグループのメンバーはバラバラになります」と書いてありました。
シングルライダーは乗り場まで無条件に案内されるのではなく、ファストパスとスタンバイが合流するところで一旦止められてから案内されるので、ここで待ち時間が発生します。
今回シングルライダーレーンも使ったのですが、スタンバイで表示されていたのが45分待ちで、シングルライダーで待ったのが30分でした。
キューライン:スタジオからパーキングへ
エアロスミスの楽曲に気分を高ぶらせながら、「FORCE STUDIO」と呼ばれる建物に入っていきます。このスタジオでエアロスミスがレコーディング作業を行っているようです。キューラインを進むとエアロスミスのメンバーがレコーディングしているスタジオにたどり着きます。
ライブの開演時間が迫ってきたため、車でライブ会場まで移動することになるのですが、メンバーの提案でゲストも会場までリムジンで送ってもらえることになりました。「飛び切り長く、速いリムジンで」会場に向かうことになります。
レコーディングスタジオを出るとそこはさびれたパーキングです。裏路地の、気軽に入り込まない方がよさそうな雰囲気のパーキングです。
ここに、例のリムジンが回されます。
コースター:ハイウェイを駆け抜けろ!
駐車場からリムジンに乗り込むと、頭からかぶるタイプの安全バーを下ろします。一度動きスタート地点に。ここで「5!4!3!2!1!」とシャウトでカウントダウンが始まります。
次の瞬間ものすごい勢いで加速されハイウェイに飛び出していきます。この瞬間写真撮影されます。
そのまま直線を走ると360度ループに突入します。ここ、もしかしたら360度が2回連続で続いていたかもしれません。
そのままコースターは進み続け、スクリュー回転に突入します。
リムジンはハイウェイを駆け抜けますので、至るところに標識があります。でもそれが奇妙にねじれ曲がっていて、スピード感をあおってくれます。
耳元のスピーカーからはエアロスミスのロックが流れています。それによってテンションがさらに上がります。
コースター:冷静に振り返ってみて
まず、「360度が2回続いていたかもしれません」と書きました。ここなのですが、正直わかりません。ものすごい勢いで360度ループに突入しますので、気が付いたら妙なGが体にかかっていて、それで初めて「今回ってる?」と気付いた始末です。そしてその瞬間が少し長く感じたので、もしかしたら2周目を回っていたのかもしれないと感じました。
スクリューも、直前に標識が見えてその直後に不思議なGを感じたので「これがスクリューか?」と感じただけでした。
そして、肝心の曲なのですが、風と高いテンションに負けて1度目は何も聞き取れなかったです。曲がなんとなく鳴っていたような気がしただけでした。
さらに、1度目の乗車後声がかれていました。「すごい!」と叫んだのは覚えているのですが、自分で自分の声が聞こえずどれくらい叫んだのかわからずじまいでした。でも声がかれるほどだったのかもしれません。
・・・つまり!
とんでもなくハードなコースターですが、怖いと感じる暇がなかったです。気付いたら始まって気付いたら終わっています。
叫んでも大丈夫です。叫び声は自分にさえ聞こえません。ましてほかのゲストの声なんて聞こえません。
怖いかのように書きましたが、そんなこんなですごく楽しいコースターでした。
ですから2回目も乗ってみて、次は冷静に観察してみました。
・・・それでもスピードでどんなコースを走っているかわからなかったです。
曲はしっかり聞こえて、それがすごく楽しかったです。それでもどんなメロディだったか朧気にしか覚えてなかったです。後から思えば「Young Lust」という曲だったかもしれないと思いました。
「悲鳴は誰にも聞こえない」「大丈夫!怖いと思う頃には終わってる」
絶叫系が苦手な方に積極的に勧められるコースターではありませんが、恐怖を感じるころには怖い部分を過ぎ去ってしまってると思います。好きなだけ叫んでも大丈夫です。誰にも聞こえません。
最初の一歩を踏み出すのは勇気がいりますが、意外に何とかなると思います。
是非、試してみてください!
写真を拡大