映画の世界の“当事者”になれる、そんな瞬間
★★★★★ 2020年9月に訪問“体験”ではなくて“当事者”に。これがネオ映画追体験。
誰もが知る美女と野獣の物語。このアトラクションでは忠実に物語を再現し、ファンが望む世界をすごく丁寧に作っていました。その世界を“体験”できるだけにとどまらず、今その場で物語が紡がれているような、その世界の“当事者”になるという感覚の体験ができました。
城内が圧倒的にすごい、1ミリも飽きないQライン
個人的にこのアトラクションのすごいところは3つあると思っていまして、その1つがQラインのクオリティです。城内を探検するように歩くQラインはここ数年でベストと言っていいほどの精巧さ、緻密さでアトラクションへの期待が膨れ上がります。
ここからネタバレアリです。
ネタバレを含みます。ご認識ください。
ライドは10人×6台同時の大所帯。大きめのミスティックマナー。
ライド形式は香港のミスティックマナーが非常に近く、1台に10人乗りそれが6台ワンセットになって展開していくスタイルです。乗り場がめちゃめちゃ広く、プレショー後の展開は早いと思います。回転数はいいので、待ち時間はそんなに長くならないかと思います。(Qラインも面白いので城内は退屈しないです)
プレショーが圧巻、アニマトロニクスはこう使うのか!
プレショーがあることもびっくりでしたが、正直ここが1番よかったです。完全にシリキウトゥンドゥ案件かと思っていましたら、後半の演出は圧巻。ぜひワクワクしながら見て欲しいです!!
ライドはヌルめ、シーンの間延びは気になる。
ライドは全体的にヌルく、よく言えば子供でも楽しめる、悪く言えば物足りないと言った感じです。各シーンの時間を統一して回す必要があるため、一部シーンは間延び感がありました。でも野獣復活のシーン、スタートのビーアワーゲストのシーンなどめちゃめちゃ美しく、本当に良かったです。
若干気になったところだけまとめます。人によるかもです。
歌とアニマトロニクスが若干ずれている。今後調整されるのかな?
全体的にベルが小さく感じる
⇨ライドが10人×6台同時と大きめのスペースを使うので場所が広いため、小さく感じてしまう 明るいシーンだと内装が安っぽく見える
⇨城が素晴らしすぎてハードル上がりすぎた。 それを差し引いてもライドは素敵だった。
東京の今後の方向性がわかるライド。トロンコースターが来る未来はない??
ライドの感想は、「どの世代でも乗れて、ハピネス感じていきましょうスタイル」と言った感じでした。個人としては「クレイジーでそれでもディズニーの繊細さとサプライズに溢れたスタイル」を期待している側なので、ちょっと物足りないというのも感想です。
(それでも10年以上待った甲斐がある素敵なアトラクションでした)
この方向性から推測すると、やはり東京はファンタジーに世界を寄せ、ファミリーやキャラクターファンにフォーカスした世界観を形成していくかと思います。東京のブランディングや客層からしてもやはりその舵の切り方が正しいとも感じております。一方、世界に目を向けるとマーベルランドをはじめとした新しいディズニーランドへの挑戦が始まってる気もしております。マーケティングの違いが出るのは面白いですね。
つまり何が言いたいかって、東京にトロンのコースターができる未来は当分なさそうなので、コロナが早くおさまってWDWに行きたいです。
以上です。笑
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