DiDi(滴滴出行)を使おう
★★★★★ 2019年9月に訪問
DiDi(滴滴出行)というアプリをご存じだろうか。
日本はじめ世界各国で使える配車アプリです。その発祥の地である中国、上海で使ってみた感想など。
大中国版は日本国内のサービス提供地域でも使えますので、事前に日本国内で使い方を試してから上海へ行かれることをおすすめします。
日本国内では大中国版は中国語オンリーですが、中国国内では設定変更して英語でも使えます。
なぜ出発前にしておくべきなのか?というと、中国国内のネット接続の制約によりGoogleプレイへのアクセスに制約があるため、ダウンロード方法が日本国内とは異なります。面倒なことにならないためには日本国内での用意が吉。
また、操作習熟、設定確認のためにも事前に日本国内で使ってみると現地で慌てません。
中国語の設定画面ですが、SMS認証と支払手段としての国際クレジットカードの登録をしておきます。日本の携帯電話番号で登録できます(+81-90-****-****という形で登録)
※中国国内では、設定で英語表示に切り替えることで英語名で検索できます。日本人にはこちらがおすすめ。
日本国内では出租車以外選択できません。
出租車以外はいずれも白タク。日本国内で違法な白タクを呼ぶためにアプリは使えません。中国国内では白タクは合法ですが、品質のばらつきもあるようなので、慣れない方にはおすすめできません。
ウィーチャットペイやアリペイも紐付けすれば使えそうですが、現在日本人が簡単にチャージできなくなったため不向き。
できれば日本国内で国際信用カードを試してから上海にて試してほしい。
もし、国際信用カード払いが出来なかった場合に、現金支払いに変更する必要があるので、現金の手持ちもある程度は必要。
運転手も、外国人相手ならばほぼこれに従って走る。
もしそうしなかっ場合、遠回りなどのトラブルになりやすく、運転手、乗客ともに不利益があるため。
現金支付を選択した場合、現金で支払います。
現金支付以外なら、運転手が運転手側のスマホにメーター料金を入力し、乗客側のスマホに料金が表示され、問題なければ決済ボタンを押して支払い完了。
今回、毎回国際信用カードを選択したものの、なぜか毎回「支付失敗」と出てしまい、現金支払いに変更してしのぎました。
以上が呼び出し~降車までの一連の流れです。
「courtyard」と入力して浦東新区のホテルの場所と合っている候補を探し出して何とか呼べた。
呼んだ車は、会社名「其他」となっていて、実際来た車はえんじ色...これは過去のレビューで低評価の零細の怪しいタクシーか...(゜ロ゜;
いきなり外れを引いたか...と思ったものの、星5.0(n=4531)の評価を信じて乗ってみた。実際には車は綺麗でドライバーさんも愛想よく、気になることは全くなかった。近距離でも問題なし。
しかし、前述の通り、国際信用カード払いが失敗。現金支払いでその場はクリア。
国際信用カード払いはその後もカードを差し替えても失敗続き。やはり日本国内で滴滴出行を試しておくべきだった。(カード会社側がセキュリティの都合上はねた?)
コートヤード~をチェックアウト後に呼んでみると、まさに敷地から出ようとしていた黄色い強生タクシーが当たった。
すぐに引き返してきて乗車。コテコテのおばちゃんドライバー。
アプリ通りに行くように伝えて、なにも問題なし。
が...アプリのチャットで予約を取ったドライバーから「電話番号教えろ」「どこに行くんだ?」などとしつこく連絡を要求された挙げ句、自家用車で送ってやるみたいな白タク行為を示唆する言葉も出たので怖くなりキャンセル。
チャット自体はアプリの設定で言語を英語にすれば、相手が中国語でも英語に自動翻訳されるので、意志疎通できます(中国国内に限ります)。
すぐに大衆タクシーが応答し、間もなく到着。
ルートはアプリで提示された高速道路メインのルート通りに走ったのはいいが...運転がおっかない。
工事で停車中のトラックに向かって、隣の車線に割り込もうと加速して突っ込んで行くのは肝を冷やした。正気か?
他にも車内にゴミがあったりして、評価2☆。
高速メインのやや大回りルートで深夜割り増しがあったので料金138元。
こんなもんかな...と思いつつ、とりあえず着いたから良かったとします。
また、故意の大回りなどを避けるために、乗車中はアプリで走行位置を常にチェックしましょう。運転手はその素振りを見れば大回りはしないでしょう。(いざとなれば、アプリから警察へ通報できます...無論、この機能は使わないに越したことはないですが)
ディズニーランド周辺には常時それなりの台数がいるのが見てとれるので、いつでも呼べて移動には便利です。
もしこれらの不明点、疑問点についてわかる方がいましたら、コメントください。
以上、長いレポートになりましたが、日本で試してから上海での実際の移動に活用してみてはいかがでしょうか?
日本はじめ世界各国で使える配車アプリです。その発祥の地である中国、上海で使ってみた感想など。
ご注意
中国で使えるのはDiDi-Greater Chaina-、すなわち大中国版です。日本版は中国では使えません。日本版と機能が一部異なります。大中国版は日本国内のサービス提供地域でも使えますので、事前に日本国内で使い方を試してから上海へ行かれることをおすすめします。
日本国内では大中国版は中国語オンリーですが、中国国内では設定変更して英語でも使えます。
まずは準備(出発前にしておくこと)
アプリストアからダウンロード。前述の日本版と間違わないように!なぜ出発前にしておくべきなのか?というと、中国国内のネット接続の制約によりGoogleプレイへのアクセスに制約があるため、ダウンロード方法が日本国内とは異なります。面倒なことにならないためには日本国内での用意が吉。
また、操作習熟、設定確認のためにも事前に日本国内で使ってみると現地で慌てません。
中国語の設定画面ですが、SMS認証と支払手段としての国際クレジットカードの登録をしておきます。日本の携帯電話番号で登録できます(+81-90-****-****という形で登録)
実際に呼んでみる
日本でも中国でも基本的な流れとしては...現在地が正確か確認。
呼びたい場所に緑色のピン📌(起)をスクロールして合わせる。
現在地に呼ぶ場合はピンの位置を確認...たまにずれる場合がある目的地の名前を入力。
中国語で入力しないと検索されない場合があり、面倒。最寄り駅、空港などはリストにあるのでそこから選択。※中国国内では、設定で英語表示に切り替えることで英語名で検索できます。日本人にはこちらがおすすめ。
呼ぶ車のタイプを選択。
出租車(タクシー)を選択。日本国内では出租車以外選択できません。
出租車以外はいずれも白タク。日本国内で違法な白タクを呼ぶためにアプリは使えません。中国国内では白タクは合法ですが、品質のばらつきもあるようなので、慣れない方にはおすすめできません。
支払い方法を選択。
「国際信用カード」(クレジットカード)か「現金支付」(現金支払い)が現実的には日本人向け。ウィーチャットペイやアリペイも紐付けすれば使えそうですが、現在日本人が簡単にチャージできなくなったため不向き。
できれば日本国内で国際信用カードを試してから上海にて試してほしい。
もし、国際信用カード払いが出来なかった場合に、現金支払いに変更する必要があるので、現金の手持ちもある程度は必要。
「呼叫出租車」を押してオーダー。
アプリが最も早く来れるタクシーを探し出します。オーダーを受けた車のナンバー、会社名、運転手名が通知される。
その車の位置は地図上に表示され、呼んだ場所へ向かってくる。ナンバーを確認して乗車。
行き先はアプリから伝わっているので、基本的に告げなくても問題なし。実車経路を確認。
アプリの地図上には適切な走行経路が最初から表示されている。これに沿って走るのが基本。運転手も、外国人相手ならばほぼこれに従って走る。
もしそうしなかっ場合、遠回りなどのトラブルになりやすく、運転手、乗客ともに不利益があるため。
支払い~降車
注文時に選択した方法で支払います。現金支付を選択した場合、現金で支払います。
現金支付以外なら、運転手が運転手側のスマホにメーター料金を入力し、乗客側のスマホに料金が表示され、問題なければ決済ボタンを押して支払い完了。
今回、毎回国際信用カードを選択したものの、なぜか毎回「支付失敗」と出てしまい、現金支払いに変更してしのぎました。
以上が呼び出し~降車までの一連の流れです。
実際に上海で呼んでみた。
1回目 地下鉄康新公路駅→コートヤード・バイ・マリオット 上海リゾート&ツーリストゾーン
まず、行き先の入力で大苦戦。中国語設定では日本語キーボードでの入力は素人には無理。「courtyard」と入力して浦東新区のホテルの場所と合っている候補を探し出して何とか呼べた。
呼んだ車は、会社名「其他」となっていて、実際来た車はえんじ色...これは過去のレビューで低評価の零細の怪しいタクシーか...(゜ロ゜;
いきなり外れを引いたか...と思ったものの、星5.0(n=4531)の評価を信じて乗ってみた。実際には車は綺麗でドライバーさんも愛想よく、気になることは全くなかった。近距離でも問題なし。
しかし、前述の通り、国際信用カード払いが失敗。現金支払いでその場はクリア。
国際信用カード払いはその後もカードを差し替えても失敗続き。やはり日本国内で滴滴出行を試しておくべきだった。(カード会社側がセキュリティの都合上はねた?)
2回目 コートヤード・バイ・マリオット~→トイ・ストーリーホテル
ホテル移動時に使用。コートヤード~をチェックアウト後に呼んでみると、まさに敷地から出ようとしていた黄色い強生タクシーが当たった。
すぐに引き返してきて乗車。コテコテのおばちゃんドライバー。
アプリ通りに行くように伝えて、なにも問題なし。
3回目(予約キャンセル)トイ・ストーリーホテル→浦東空港
予約機能を使って、早朝の予約を前日夕方にしてみました。が...アプリのチャットで予約を取ったドライバーから「電話番号教えろ」「どこに行くんだ?」などとしつこく連絡を要求された挙げ句、自家用車で送ってやるみたいな白タク行為を示唆する言葉も出たので怖くなりキャンセル。
チャット自体はアプリの設定で言語を英語にすれば、相手が中国語でも英語に自動翻訳されるので、意志疎通できます(中国国内に限ります)。
4回目 トイ・ストーリーホテル→浦東空港T2
3回目の失敗を経験し、改めて翌朝5時前に通常の配車依頼をかけてみました。すぐに大衆タクシーが応答し、間もなく到着。
ルートはアプリで提示された高速道路メインのルート通りに走ったのはいいが...運転がおっかない。
工事で停車中のトラックに向かって、隣の車線に割り込もうと加速して突っ込んで行くのは肝を冷やした。正気か?
他にも車内にゴミがあったりして、評価2☆。
高速メインのやや大回りルートで深夜割り増しがあったので料金138元。
こんなもんかな...と思いつつ、とりあえず着いたから良かったとします。
まとめと注意点
中国語ができなくても、必要なことをアプリで指示できるのは気分的にかなり楽ですが、アプリの特性上、タクシー会社やドライバーが選べないのは少々の覚悟は必要でしょう。また、故意の大回りなどを避けるために、乗車中はアプリで走行位置を常にチェックしましょう。運転手はその素振りを見れば大回りはしないでしょう。(いざとなれば、アプリから警察へ通報できます...無論、この機能は使わないに越したことはないですが)
ディズニーランド周辺には常時それなりの台数がいるのが見てとれるので、いつでも呼べて移動には便利です。
不明点、疑問点
浦東空港から乗車する場合、どこで待ち合わせ?
少なくともTDRナビで既出の空港内タクシー乗場ではなさそう。このタクシー乗場に呼べそうな雰囲気ではないです。予約機能の使い方?
半日先など、かなり先の予約には不向きなようです。電話やフロントで依頼するような一般的なタクシーの予約とは異なるので、注意。もしこれらの不明点、疑問点についてわかる方がいましたら、コメントください。
以上、長いレポートになりましたが、日本で試してから上海での実際の移動に活用してみてはいかがでしょうか?
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