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ワクワクが連鎖する!ぜひ映画を観直してから体験して欲しい
★★★★★ 2025年2月に訪問どんなアトラクション?
映画「ズートピア」のその後を描いたアトラクション。脱獄したベルウェザーに誘拐されたガゼルを、ニックとジュディが追う、と言った内容です。映画そのものではなく、映画のその後を描いているところが面白いと思いました。ライドの動きがすごい
ライドシステムには詳しくないのでよく分かりませんが、素人なりに動きのイメージを伝えるならば、ランドのプーさんと、シーのピーターパンと、上海のカリブの海賊と、スターツアーズを混ぜたような乗り物でした。一つひとつはどこかで体験したようなものかもしれませんが、それらが継ぎ目なく一つのアトラクションになっていることに驚きました。でもその動きは、ズートピアの映画の中に登場した動物たちの可愛らしさ、犯人探しのサスペンス性、追跡のスピード感、コンサートのノリノリな雰囲気など、映画で表現されていた魅力的な要素とぴったり一致していました。映画のストーリー展開の緩急とアトラクションのスピードの緩急が見事にマッチしているところが本当に凄いと思いました。Qラインが楽しい
Qラインがとにかく楽しいです。警官たちのオフィスを通り、監獄を通り、そのそれぞれに見どころ満載です。でも、他の方が口コミで書かれているように、とにかく列の進みが早いです。初めて乗った時はアーリーエントリーで「5分待ち」と表示されていたのでじっくり見るのは諦めましたが、2度目に並んだ時は「30分待ち」となっていたのでゆっくりQラインの写真が撮れると思っていたのですが、結局5分待ちと全く同じスピードで列が進むため、結論として、何分待ちだったとしてもこのQラインをじっくり見ることは不可能だと悟りました。でもこのQラインが楽しいおかげであっという間にプレショーに到着します。映画をもう一度見直してから乗ってほしい
昔ズートピアの映画は観たことがありましたが、今回こちらに乗車するにあたって念のため出発前日にもう一度じっくりと映画を鑑賞しました。結果、もう一度見返して大正解。エリア全体を含め、映画で見た場所、キャラクター、ジョークなどかひっきりなしに登場し、それらを見ているだけでもテンションが上がりました。ライドに乗っている最中も、様々な場面で映画が思い出されて、とても楽しかったです。予習しなくても楽しめるアトラクションと予習をした方が楽しめるアトラクションの2タイプあると思いますが、これは後者で、映画のその後がテーマになっているが故に、絶対に映画を観てから体験してほしいアトラクションです。感想
物凄く楽しかったです。映画で観た様々な場面に自分が迷い込んだ気分になり、ライドに乗った後、「あんなキャラクターが映画に出てたかな?」なんて夫婦で話していたらもう一度映画が観たくなり、帰国した日に家でまた映画を見返しました。そうしたらますますアトラクションで表現されていたことの理解が深まり、「ライドの冒頭が映画の冒頭の警察学校の中と一緒だ!」等、家に帰ってきてからも新たな発見がありました。そうしたらまたアトラクションに乗りたくなり、上海で売っていたグッズが欲しくなり、、、と、どんどんワクワクが連鎖していき、アトラクションを体験する前はさほど気になる映画ではありませんでしたが、気づいたらズートピアのファンになっていました。アトラクションと映画がそれぞれ魅力を高め合って、ゲストのグッズの購買意欲を高め、映画もパークも何度も体験したくなる、これこそテーマパークのアトラクションが目指すところだと思います。
「正直ズートピアにはそんなに興味が無い」と思っている方でも、「トライ・エヴリシング」の精神で是非上海のズートピアを体験してみてください。
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