世界初でファストパスを廃止して、スタンバイパスを運用しました
★★★★★ 2020年7月に訪問ファストパス(FP)を廃止の背景
世界最早に再開した上海ディズニーランドでは、各種新サービスの模索を行っています。その実験の結果で世界のディズニーに広げる物がありました。アトラクションの稼働率が激減
ライド型のアトラクションやシアター型のショーは空席を空けるため、実際の収容人数が半減されている所があります。Qラインのスペースが足りない
Qラインにソーシャルディスタンスを保つようにするには、同じ人数でもQラインの長さが倍増されています。アトラクションのスタンバイエリアが使い切った場合は、施設外にいるゲストのソーシャルディスタンスを促す作業は大変そうです。段階的に入園人数を増やしている
公式に詳細人数が公開されていませんが、見た目では段階的にインパーク人数は徐々に増えつつあります。スタンバイパス(SP)とは
スタンバイパス(SP)は「ゲストが指定施設のQラインに並ぶ時間を予約するQRコード」です。指定された施設のSPを取らないと、スタンバイの列に入ることができません。SP対象施設は以下となります。
プーさんの冒険
ロアリング・ラピッド
キャンプ・ディスカバリー
トロン・ライトサイクル・パワーラン
Disney Color-Fest(2020年はシアター内になりますが、同じ時間の公演に、シアターに時差入場する機能をしている)
スタンバイパス(SP)の入手方法
今までのファストパス(FP)と同じく、公式APPで入手することになります。同時に、ファストパス(FP)の発行が当面廃止になりました。入手した物も、FPと大変似ている画面ですが、Qラインに入る可能な時間(1時間単位)が記載されています。Qラインに入る際に、今までFPを読み取る機器を利用して、そのQRコードがスキャンされます。SPの発行時間に要注意
11時~16時の間、対象施設がSP必要です。11時前または16時以降は、SPがなくても、スタンバイできます。※入園者数の少ない閑散期はSPを運用しない場合もある
スタンバイパス(SP)とファストパス(FP)の違い
SPがあってもすぐに乗れるとは限らない
アトラクションによって、20分~50分程、Qラインに並ぶ必要があります。FPより遅いようですが、今までスタンバイ放題の状況より、Qラインの制限効果ができて、ある程度密集問題を避けれたと思います。SPは運用時間内に1時間につき1回発行
FPは入園開始から発行して、その日の分はなくなり次第で終了します。SPは公平的に発行するように、特に一部の人は開園時間の予約ではなくて、制限によって、10時30分や12時からのインパークとなっているので、毎時間の正時(例:11時00分、12時00分、13時00分など)に発行されます。その時間分がなくなり次第、次回の発行を待ちましょう。
SP発行最初の失敗談
スタンバイパスは6月3日に「プーさんの冒険」から、最初に実験で始めました。しかし、いろいろ問題が出ました。公式APPを持っていない人が想像以上にいる
スマホ普及率の高い中国とはいえ、公式APPを入手していない人が結構いました。公式APPを持っていないと、並ぶ権利がなくなるので、せっかく遠方からのゲストはクレーム続出していました。改善策としては、公式APPの宣伝強化がされました。(「APPがないと、人気アトラクションに乗れませんよ」と、ニュースなどを通して宣伝しました)
APPのサーバー負荷がオーバーしていた
運用最初の時、集中的なサクセスによって、APPサーバーが長い時間に渡って、作動できませんでした。同じ現象が1週間程続いた後、改善されました。「ソアリン」はSP対象外にしました
さすが「ソアリン」がNo.1の人気アトラクションで、いくら並んでも乗りたい人がいっぱいでした。クレーム続出のため、SPの対象施設から外しました。代わりに、公演中止中の隣の劇場施設を利用して、スタンバイの方に、アルファベット付きの紙カードが配られます。劇場内に着席したまま、アルファベットごとに呼ばれて、集団でQラインへ誘導されます。
詳細様子を動画も撮りましたので、よければご覧ください
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