フィンエアー:ヘルシンキ寄り道紀行
★★★★★ 2024年4月に訪問このクチコミは、ディズニーには触れていません。フィンエアーを選択することでできた、ディズニーランド・パリから帰国する際の寄り道についての体験記です。
少しだけ自己紹介
海外ディズニーも大好きな僕には、飛行機が苦手という致命的な弱点があります。ですので、特に長時間フライトになる場合、少々値が張っても自分の前後左右の人に気を使わず自分の空間を確保できる飛行機を選択しています。まずはJALのプレミアムエコノミークラス。これは後ろに気を遣わずリクライニングが使えるため、長時間フライトなら確実に候補に入れます。
次に、比較的安価で乗れるビジネスクラス。周りに気を使わないで済むので、手が届く範囲なら選択肢にしています。
こういった者がこのクチコミを書いています。
フィンエアーとの出会い
そういうわけで、JALプレミアムエコノミークラスを条件にパリへのフライトを検索していました。その際に、JALコードシェア便に比較的安価でビジネスクラスに乗れる航路を見つけました。
それが、
パリ19時頃発→ヘルシンキ23時頃着(3時間のフライト)
ヘルシンキ翌17時頃発→日本翌々13時前着(12時間強のフライト)
この航路を飛ぶフィンエアーでした。フィンエアーは、フィンランドを拠点に置くワンワールドグループの航空会社です。
この航路だとパリ発が遅いため、少しパークに滞在した後余裕をもって空港に移動できる点がいいと思いました。
また、ヘルシンキの滞在時間がもっと短い航路もあったのですが、これならヘルシンキ観光が可能だという点と、万一パリ発の飛行機が遅れてもトランジットで失敗する危険性が低いという点が利点と考え、こちらで帰ることにしました。
*もともと日本ーフィンランド間は10時間弱のフライト時間でしたが、2024年4月現在、国際情勢の影響で12時間から13時間のフライト時間を要します。
最初に注意点です。
小さな注意点
フィンエアーの公式サイトからでも予約できそうでしたが、JALの公式サイトの方が安かったです。ただ、JALのサイトからだと座席指定ができませんでした。パリで、パリからヘルシンキまでと、ヘルシンキから日本までの航空券をもらえますが、ここで座席がわかります。
また、後述のように乗り継ぎ時に空港から出ることは簡単ですが、その後搭乗口に向かう際には手荷物検査があります。
比較的大きな注意点
ヘルシンキ、寒いです。さすが北欧、パリの夜よりまだ寒いです。服装には注意が必要です。
最大の注意点
パリで預けた荷物は、ヘルシンキでは受け取れません。時間的にヘルシンキで1泊することになるのですが、着替えや歯ブラシ、充電器、コンセント変換機などは、手荷物にする必要があります。
ヘルシンキお役立ち情報
時差は、パリ+1時間で、通貨はパリと同じユーロです。コンセント変換器もタイプCで、パリと同じです。パリからヘルシンキに到着した際、入国審査はありませんでした。乗り継ぎならそのまま次の搭乗口に向かえばよく、今回のように一旦空港から出る際にも素通りで出ていけました。
ヘルシンキの空港には直結のホテルが3つほどあります。遅い時間に着いても、ホテルまでの移動も徒歩で可能です。
到着口の空港内には24時間営業のスーパーがあり、朝食や飲み物の購入は簡単です。
空港からヘルシンキ中央駅へは、環状電車でどちら周りに乗っても30分程度です。電車も10分に1本程度出ているので、簡単に市内へ行けます。
ヘルシンキ中央駅は大きくホームも多かったですが、「Airport」行の表示がある電車に乗れば空港へ戻れます。
ヘルシンキ中央駅を中心として、ヘルシンキの主な観光地は(行先にもよりますが)徒歩圏内です。大体徒歩10分から20分でいろいろなところに行けます。
文字は英語でないので何が売っているのかよくわからないですが、言葉は英語が大体通じます。
以下、寄り道紀行です。
パリ→ヘルシンキ
フライト時間は3時間程度です。ヘルシンキから日本がビジネスクラスなので、こちらもビジネスクラスになっていました。
このビジネスクラスは、エコノミークラスと同じ座席で、客席と客席の間に空席を設けているようです。
今回は国際線の3時間フライトです。それにしても機体は小さく、3人掛けシートが2列の、1列6人掛けというものでした。日本国内線で1時間程度のフライトでも、もっと大きな機体を使っているのに、これで国境を超えられるのか?と不安になったほどでした。
結果、大きな揺れも延着もなく、状況が許す限り快適な旅でした。
機内食も、立派でした。
機内です。
機内食です。
ヘルシンキにて1泊
今回、ヒルトン・ヘルシンキ・エアポートに泊まりました。空港内に標識があるのでそれに沿って行けば5分ちょっとで簡単に着きます。スリッパや歯ブラシはありませんでした。ですが、温かくて快適なホテルでした。洗面所が床暖房になっていたのは驚きでした。
ヘルシンキ寄り道紀行
ヘルシンキ空港からヘルシンキ中央駅へは、電車で30分ほどです。市内は、徒歩圏内に教会や聖堂、マーケット、ショッピングモールがあります。また、ムーミンストアやマリメッコのお店もありました。
回り方を間違えなければ、1つのスポットから次のスポットまで10分から20分以内で到着できます。
海が近く、雰囲気もいい、とても気持ちのいい街でした。
治安は、いいと聞いており、何となく安心して歩ける街だと感じました。
今回10時頃ヘルシンキ中央駅着で、13時半頃にヘルシンキ中央駅を発ちました。これだけの短い時間で、大まかな場所は回ることができました。
ヘルシンキ大聖堂。
ウスペンスキー大聖堂の中。荘厳でした。
ヘルシンキ→日本
南回りのため、12時間以上のフライトです。近年フィンエアービジネスクラスには新型シートが導入されており、リクライニング機能はないのですが完全に横になることができます。
ホーンテッドマンションのドゥームバギーと言えば聞こえは最悪ですが、そのような包み込むようなシートなのでプライバシーが完全に確保されており、非常に快適でした。胡坐になれるくらいのスペースも十分にあります。
ただし、座っている際のシートベルトは斜め掛けで非常に強く、姿勢によってはシートベルトが首に当たるので非常に気持ち悪かったです。横になった際のシートベルトは腰あたりで非常にきつくなりました。
僕は、備え付けの枕や持参のネックピローを挟んで、安全性を損なわない程度にシートベルトを緩めて過ごしました。これでかなり快適になりました。
シートベルトを除くと、何も言うことのない快適なシートでした。
食事やサービスは言うに及ばずです。
これで、パリから日本に向かうビジネスクラスの中で群を抜いて安価というのは、かなり不思議な感じがしました。
終わりに
直行便でなく、帰国が遅れるというデメリットや、その時間をディズニーランド・パリに充てるべきでは?という指摘もあるかと思います。ただ、今回の選択で、非常に快適なフライトを楽しめただけでなく、北欧で新しい思い出を作ることができました。
次にディズニーランド・パリへ行く際にこの航路があれば、次回も選択肢になることは間違いないです。
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