フランスの免税手続きを帰国後在日フランス大使館(東京)でした経験
★★★★★ 2023年3月に訪問概要
今回ディズニーランドパリで購入し免税手続きをパリの空港で正しく処理したしたにも関わらず、手続き出来ない状態で返金されないため在日フランス大使館に免税手続きをしに行ったという体験をしましたのでシェアします。注意:申請には6か月の期限があります、これは日本の大使館での手続きではなくフランスの担当部署に届く期限となりますので、最低購入から5か月後くらいにはフランス大使館でレターをもらい国際郵便で送付することをお勧めします。
それぞれの状況によるクイックリンク
免税手続きをしたにも関わらず返金されない(免税書類が手元にない)場合
→①から順番にお読みください 免税手続きが出来なかった(機械故障や時間がなかった等で免税書類が手元にある)場合
→④から順番にお読みください①手続きに至るまでの今回の経緯
ディズニーランドパリで免税手続きをしてもらい、GLOBAL BLUE社の免税書類を作成してもらいました。出国の早朝にパリシャルルドゴール空港の免税機械PABLOにて免税書類上部のバーコードをスキャンし、免税処理されたとの表示(↓写真)が出たため書類は封筒に入れPABLO隣のポストに投かんしました。しかし3か月経っても返金されずGLOBAL BLUE社に問い合わせしたところ税関の手続きがされていない状態との返答を受けました。②GLOBAL BLUEへの問合せ(英語のみ)
2023年現在GLOBAL BLUEへの免税の問合せの日本語の電話番号は廃止されており、ホームページからの英語問い合わせに一本化されています。 現在の免税手続き状況の確認
https://www.globalblue.com/tax-free-shopping/refund-tracker/ にアクセスし免税書類バーコード下のDOC IDと呼ばれる19桁の数字をTax Free Form Nunberに入力。免税書類の合計金額をEnter purchase amountに入力しTrack Refundを押します。
Customs Validation Neededと出た場合は税関での処理が出来ていない(有人のスタンプ又はPABLOでの処理がされていない)ため日本に在住の場合は在日フランス大使館にて免税手続きをしてもらう必要があります。
③免税書類がない場合は免税書類を送ってもらう
https://www.tour.ne.jp/blog/global-blue/115144/ こちらのページを参照し免税がされず在日フランス大使館にて手続きするため免税書類を送って下さい旨の内容を送信します。今回はpdfにて免税書類がメールにて送信されてきました。(今回は1週間以上返信までに時間がかかりました)④在日フランス大使館にて免税手続きをするための準備
https://jp.ambafrance.org/article1166 こちらのページを参照して最新の条件及び必要書類を確認します。大きな条件としては購入者本人が来館し、購入した全ての商品を持参する。 個人使用目的の購入品で、購入日から6ヶ月を経過していない、かつ購入品は購入時の状態であること。免税用紙と出国時に免税ができなかった理由を書いた書類(英語かフランス語で)、帰国時の航空券もしくはEチケット、とかなり条件が多岐に渡りますので準備可能か確認の上次に進みます。(これらは当方に問い合わせされても対応できません)
⑤来館予約
上記ページにあるメールアドレスに連絡します。今回数日の開館日を経っても返信されず(gmailより送信したメールが届かなかった。特に添付ファイルがあると届かない事があるとの事)大使館に電話をし最終的に来館予約をしてもらいましたが、基本的にはメールでのやり取りで予約をします。⑥ 在日フランス大使館(東京・港区)に行く(入館)
予約がなくいきなり行っても対応(入館)はできません。必ず予約をしてその時間に行き氏名を告げ入館手続きを行います。この際パスポート以外の身分証(今回はマイナンバーカードを利用)を預けます、その後の手続きでパスポートが必要となるため間違えないようにします。金属探知機と荷物検査を行い大使館に入ります。⑦在日フランス大使館職員との面談
今回は日本人の職員にご対応していただきました。持参した必要書類や物品を提示し確認があります。承認されると手数料(27ユーロを当日の日本円レートに換算しを日本円にて)を支払いますが、レートにより金額に端数がでるため小銭があるとスムーズだと思います。最終的に書類が発行され、指定されたフランスの住所に国際郵便にて送るように指示されます。所要時間は入館して退出するまで30分ほどでした。⑧税金払い戻し
今回はフランスに書類を普通郵便書留で郵送しましたが、到着まで2週間以上かかり購入から期限の6か月を超えてしまったため、最終的には免税は認められず残念な結果となりました。6か月以内にフランスに書類が届くようにすれば問題なく免税処理がされると思います。まとめ
条件をクリアできれば帰国後でも東京の在日フランス大使館で免税手続きができる
購入してから6か月以内(5か月以内を推奨)に大使館での面談での手続きが必要
購入者本人が全ての購入品を未使用の状態で大使館に持参する必要がある
大使館で手数料を払い書類を発行してもらい、フランスに6ヵ月以内に届くよう余裕をもって郵送する
フランス出国の免税手続き時には免税書類をの控え(コピーや写真)か、最低限書類のDOC ID番号(19桁の数字)と合計金額を控えておくとトラブル時の問い合わせがスムーズになるため推奨
免税業者(GLOBAL BLUE)の日本語電話連絡先が廃止となっているため、ネットで英語でのやり取りが必要
帰国後に免税業者の問い合わせ(②)にて免税処理がされているか確認する。されていない場合は免税処理したい場合は使用したり他人にプレゼントしない
感想など
これらの大使館での手続きは週に2回程度の頻度であるそうです。また今回のような出国時に免税処理したにも関わらず処理されない事も半年に1回ほどあるとの事でした。この手続きは東京のフランス大使館のみでしかできないため、6か月以内やすべての購入品を東京に未使用の状態で持っていくなどかなり条件が高いですが、手数料と購入金額を比較し関東周辺の方などは一度諦めずにチャレンジしてみるといいかもしれません、条件さえクリアできれば初めは緊張していましたが大使館の方はフランクにご対応いただきました。これらの手続きはすべての国の大使館で行っているわけではなく、フランス国の対応はありがたいことだと思います。ちなみに東京の在日フランス大使館は非常に大きな敷地と静かな環境ですごかったです。
本内容投稿についてはフランス大使館職員に許諾済みです
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