物語を知ってほしい、世界最高のホーンテッドマンション系アトラクション!
★★★★★ 2024年4月に訪問
ディズニーランド・パークのフロンティアランドは、エリア自体が1つの街になっており、独自の世界観を織りなしています。
足を踏み入れて、「フロンティアランドそのものが1つのアトラクションにしてリゾート最高のアトラクション」と言っても過言ではないと感じました。
その世界観の中核を成すのが、端のほうにひっそりと建つファントムマナー(亡霊の邸宅)でした。
流れはほぼ同じで、最初にプレショー、そのあとに伸びる絵の部屋があり、最後にライド乗り場になります。
閑散期の待ち時間は5分から13分で、Diseny Premier Access対象です。
ホーンテッドマンションは「999人の亡霊が住む館」で楽しいゴーストが多いですが、ファントムマナーの主要登場人物は2人で、"楽しい"や"陽気"要素は皆無です。容赦なく怖がらせにきています。
ただ、ジャンプ・スケアともいうような大音量や、R指定がかかりかねない残虐シーンなどはありません。
東京ディズニーシーの「インディ・ジョーンズ・アドベンチャー」の中が平気であれば問題はないです。
インディ・ジョーンズ・アドベンチャーの中が苦手なくらいホラーが苦手であれば、怖いと感じるかもしれません。
英語とフランス語のミックスですが、フランス語が分からなくても問題なく楽しめます。
いつもかどうかわかりませんが、午前中は大体いました。屋外なので、大雨が降ったら帰っていきます。
しかし、ホーンテッドマンションとは全くの別物です。
ホーンテッドマンションでは途中屋敷を出て墓地に向かいますが、ファントムマナーでは全然違う場所に向かいます。
キャストさんに指示されます。
「サンダーメサ」と呼ばれる町が舞台、この中心に金塊の眠る山があります。
ここで採鉱をして富を得ると、神の怒りに触れるとして地元民は信仰の対象にしていました。
その山で採掘を行い富を築いたのが、ヘンリー・レイブンズウッドと呼ばれる男性で、後に邸宅を立て、妻、娘と暮らします。その影響で、サンダーメサの町も栄えます。
この娘、メラニー・レイブンズウッドは後にヘンリーの会社の機関士と恋仲になり婚約するのですが、ヘンリーが反対。
駆け落ちしようとした矢先に、1860年にサンダーメサを大地震が襲い、ヘンリーと妻は亡くなります。この地震は、ヘンリーが山を採掘したことに対する天罰だと言う者もいました。
そして、メラニーと婚約者が邸宅で結婚式を挙げようとした日、待てど暮らせど婚約者は現れません。
メラニーは知ることがなかったのですが、婚約者は死神に屋敷の屋根裏部屋に連れ込まれ、殺害されていました。
すでに亡くなっている婚約者を待ち続け、メラニーもいつしか亡くなり、亡霊となっても来るはずのない婚約者を屋敷で待ち続けていると言われています。
そして、この屋敷はいつしか荒れ果て、今では「ファントムマナー」と呼ばれています。
ゲストが訪れるのが、この屋敷です。
荒廃しており、夜もライトアップは限定的です。
屋敷にヘンリーの生前の肖像画がありますが、雷が走る一瞬この絵が死神に変わるのがわかります。
ヘンリーは行く先々で棺桶のそばに立って、ゲストを見ながら高笑いしています。ゲストを連れ込みたいかのようです。
ファントムマナーを進むと、ゲストは屋敷を出ます。
ここが、地震で荒廃したサンダーメサの街です。住民はゾンビになっても、賭博や酒盛りに興じています。
よく見ると、今では我々がビッグサンダーマウンテンと呼んでいる、ヘンリーが採鉱した山も見えます。
ここは墓地になっており、かのヘンリーのお墓などもあります。
僕は決してホラーが好きではありませんし、ホラー映画はわざわざ見ないです。正確には食べず嫌いで、時々ネタバレサイトで内容を読むことはありますが。
映画「ホーンテッドマンション」(2023)は平気、サム・ライミ監督の「ドクターストレンジ:マルチバース・オブ・マッドネス」は平気だけど2回目以降もちょっと抵抗あり、です。
そのレベルで、ホーンテッドマンション系の中でファントムマナーが1番気に入りました。
"楽しい"要素ゼロですが、物語の造りこみがすごく、屋敷を進むなかでどんどん物語に引き込まれていきました。
次にディズニーランド・パリに行くときは、真っ先にファントムマナーに向かうと思います。
足を踏み入れて、「フロンティアランドそのものが1つのアトラクションにしてリゾート最高のアトラクション」と言っても過言ではないと感じました。
その世界観の中核を成すのが、端のほうにひっそりと建つファントムマナー(亡霊の邸宅)でした。
アトラクション概要
ホーンテッドマンションのように、暗い中をゆっくり進むタイプのライドスルーアトラクションです。流れはほぼ同じで、最初にプレショー、そのあとに伸びる絵の部屋があり、最後にライド乗り場になります。
閑散期の待ち時間は5分から13分で、Diseny Premier Access対象です。
ホーンテッドマンションは「999人の亡霊が住む館」で楽しいゴーストが多いですが、ファントムマナーの主要登場人物は2人で、"楽しい"や"陽気"要素は皆無です。容赦なく怖がらせにきています。
ただ、ジャンプ・スケアともいうような大音量や、R指定がかかりかねない残虐シーンなどはありません。
東京ディズニーシーの「インディ・ジョーンズ・アドベンチャー」の中が平気であれば問題はないです。
インディ・ジョーンズ・アドベンチャーの中が苦手なくらいホラーが苦手であれば、怖いと感じるかもしれません。
英語とフランス語のミックスですが、フランス語が分からなくても問題なく楽しめます。
余談
ファントムマナーのキューライン近くでは、ファントムマナーの衣装を着たミッキーがグリーティングしています。いつもかどうかわかりませんが、午前中は大体いました。屋外なので、大雨が降ったら帰っていきます。
ホーンテッドマンションのオマージュ
先述のように、伸びる絵の部屋をはじめ、「グリム・グリニング・ゴースト」を歌う胸像、降霊術をする水晶玉など、オマージュがたくさんあります。しかし、ホーンテッドマンションとは全くの別物です。
ホーンテッドマンションでは途中屋敷を出て墓地に向かいますが、ファントムマナーでは全然違う場所に向かいます。
ところでセーフティー・バーは・・・?
「セーフティー・バーに触ってはいけない、それを降ろすのは私の役目」・・・ではありません。セーフティー・バーはセルフサービスで自分で降ろします。キャストさんに指示されます。
物語を知ってから体験してほしい!
いくつかのサイトや、Disney+の動画を参考に、物語をまとめています。「サンダーメサ」と呼ばれる町が舞台、この中心に金塊の眠る山があります。
ここで採鉱をして富を得ると、神の怒りに触れるとして地元民は信仰の対象にしていました。
その山で採掘を行い富を築いたのが、ヘンリー・レイブンズウッドと呼ばれる男性で、後に邸宅を立て、妻、娘と暮らします。その影響で、サンダーメサの町も栄えます。
この娘、メラニー・レイブンズウッドは後にヘンリーの会社の機関士と恋仲になり婚約するのですが、ヘンリーが反対。
駆け落ちしようとした矢先に、1860年にサンダーメサを大地震が襲い、ヘンリーと妻は亡くなります。この地震は、ヘンリーが山を採掘したことに対する天罰だと言う者もいました。
そして、メラニーと婚約者が邸宅で結婚式を挙げようとした日、待てど暮らせど婚約者は現れません。
メラニーは知ることがなかったのですが、婚約者は死神に屋敷の屋根裏部屋に連れ込まれ、殺害されていました。
すでに亡くなっている婚約者を待ち続け、メラニーもいつしか亡くなり、亡霊となっても来るはずのない婚約者を屋敷で待ち続けていると言われています。
そして、この屋敷はいつしか荒れ果て、今では「ファントムマナー」と呼ばれています。
ゲストが訪れるのが、この屋敷です。
荒廃しており、夜もライトアップは限定的です。
ヘンリーとメラニーとサンダーメサ
ファントムマナーを進むと、メラニーが屋敷をさまよう後ろで高笑いする亡霊が見えます。これが婚約者を殺害した死神ですが、この死神こそ、ヘンリーです。屋敷にヘンリーの生前の肖像画がありますが、雷が走る一瞬この絵が死神に変わるのがわかります。
ヘンリーは行く先々で棺桶のそばに立って、ゲストを見ながら高笑いしています。ゲストを連れ込みたいかのようです。
ファントムマナーを進むと、ゲストは屋敷を出ます。
ここが、地震で荒廃したサンダーメサの街です。住民はゾンビになっても、賭博や酒盛りに興じています。
よく見ると、今では我々がビッグサンダーマウンテンと呼んでいる、ヘンリーが採鉱した山も見えます。
ファントムマナーの後も
ファントムマナーを出て右手、フロンティアランド/サンダーメサの町に戻るのもいいですが、ぜひ左手に進んでください。ここは墓地になっており、かのヘンリーのお墓などもあります。
個人ランキングで、「ホーンテッドマンション系」世界一!
世界のホーンテッドマンションやそのホリデーナイトメア・バージョン、ホーンテッドマンションの親戚ともいえる香港ディズニーランドのミスティックマナー、それからファントムマナーを体験しました。僕は決してホラーが好きではありませんし、ホラー映画はわざわざ見ないです。正確には食べず嫌いで、時々ネタバレサイトで内容を読むことはありますが。
映画「ホーンテッドマンション」(2023)は平気、サム・ライミ監督の「ドクターストレンジ:マルチバース・オブ・マッドネス」は平気だけど2回目以降もちょっと抵抗あり、です。
そのレベルで、ホーンテッドマンション系の中でファントムマナーが1番気に入りました。
"楽しい"要素ゼロですが、物語の造りこみがすごく、屋敷を進むなかでどんどん物語に引き込まれていきました。
次にディズニーランド・パリに行くときは、真っ先にファントムマナーに向かうと思います。
写真を拡大