
イマジニアのアイデアと技術力の結晶。スター・ウォーズだからこそ実現した芸術作品
★★★★★ 2025年10月に訪問
オープン以来、「世界一のアトラクション」と称され続けてきたライド。
今回ようやく体験することができたので、感想を記録として残しておこうと思います。
ゲストは「バトゥー」というスター・ウォーズ世界の惑星に足を踏み入れ、その圧倒的な作り込みがされた世界観に入り込んだ中でアトラクションへと誘われます。
バトゥーには現在、ファースト・オーダーの脅威が迫っており、私たちはレジスタンスの一員として秘密の避難場所へ向かうため輸送船に乗り込み、脱出を試みます。しかしその途中で捕まってしまい――という非常に分かりやすく没入度の高いストーリー展開です。
体験の全てに整合性があり、矛盾がない。エリアとのつながりから結末まで、すべてが緻密に計算された完璧な構成です。その上で、一つひとつの演出クオリティがとにかく高いことにも驚かされます。
また、アトラクションの入口が一見してわからない作りなのも秀逸。
他のアトラクションのように派手なゲートや看板がなく、あえて簡素なゲートにすることで「テーマパーク感」を排除し、バトゥーの世界に生きている感覚を徹底して演出しています。
体験前からここまで“没入の前提”を作り込む姿勢にはただただ感服です。
どのシーンにも、他のアトラクションでは見られない特殊効果や最新技術、トリックが詰め込まれており、何度体験しても驚きがあるのが本当にすごい。
キャストの演技も群を抜いています。全員が完全に世界観に入り込み、楽しみながら本気で演じているのが伝わります。
日本で近い例を挙げるなら、西武園ゆうえんちの「ゴジラ・ザ・ライド」や、ジャングリアの「ダイナソー・サファリ」などでしょうか。ただしこちらは数段上の完成度です。
なぜこれほどまでに世界が成立しているのか、おそらく「スター・ウォーズ」という映画作品に“正解の形”が存在するからこそかもしれません。
そしていよいよライド本編。演出の多くは、実は技術的に見ると古典的な手法や単純な技術を組み合わせたものが多いのですが、その使い方・見せ方・動きとの同期が圧倒的で、唯一無二の体験を生み出しています。
これまでスター・ウォーズの世界をリアルに再現するのは難しく、唯一のアトラクションといえば「スター・ツアーズ」というライド・シミュレーター型でした。
それを考えると、この「ライズ・オブ・ザ・レジスタンス」はまさに革命的。頭上をブラスターの光線が飛び交い、ライトセーバーが目の前に現れる、そんな“映画そのものの世界”を完全に体験できてしまうのです。
本ライドは**トラックレスライド(レールのない自走型)**を採用していますが、これがスター・ウォーズの世界観に見事にマッチしています。
ドロイドが操縦するライドが、宇宙船のツルツルした床の上を縦横無人に動き回りどこへ向かうかわからない――まさに未知へのドライブ感とスリル。本当にファーストオーダーから逃げているかのような体験ができて最高です。
さらに、物語終盤の大演出のために序盤でとある行動を取る必要があるのですが、それをストーリーの中に自然に組み込んでいるのも驚き。
運営上の制約を“演出”として活かしている箇所が多々あり、これには本当に感心します。
また、基本的に2台のライドが同時進行で進むため、乗るライドによって体験が変わるというのもポイント。トラックレスならではの発想で、これもまた見事としか言えません。
もう、本当に感動せずにはいられません。ずるいです。
様々な技術と演出の組み合わせがあまりにも完璧なのです。
宇宙という壮大な舞台、フォースという超能力、印象的なマシンの数々――それらすべてが揃っているスター・ウォーズというIPだからこそ実現できた奇跡です。
ライドを操縦するドロイドの設定や、世界観の完全な一体化も本当に見事。
今後、世界中のディズニーパークで新アトラクションが次々と登場するでしょうが、このストーリーテリングを超えるものはしばらく現れないと思います。
まさに“スター・ウォーズだからこそ作れた”伝説級のアトラクションです。素晴らしかった。
私が訪れた日も、午後だけで3回ほど調整が入っていました。
キューラインで待っている途中に停止した場合、キャストは基本的にゲストを外へ誘導しません。「残りたい人は残る、出たい人は自分で戻る」というスタンスです。
多くのアメリカのゲストは列を離れずに復旧を待ちますが、個人的には早めに他へ切り替える判断をおすすめします。
再開のタイミングは誰にも分からず、1時間以上待たされることもあるため、限られた滞在時間を無駄にしないためには“切り替えの早さ”が重要です。特に、貴重なアメリカのパークであれば尚更です。
復活のタイミングを狙う場合は、こまめにアプリをチェックし、再開後30分以内を目安に向かうと、待ち時間が比較的短く済むことが多いです(60分以内のことが多め)。
また、本アトラクションは体験時間が長く(プレショー含めて約18分)、閉園1時間前に案内終了となります。たとえば閉園23時なら、22時までに並べばOK。
夜は日中より待ち時間が短い傾向なので、閉園間際の搭乗も狙い目です。
土地の使い方、技術力、キャストの演技、建物の造形、すべてのクオリティが圧倒的でした。
世界中のアトラクションの中で“いちばん好き”かは分かりませんが、完成度とスケールでは間違いなく世界一だと思います。
技術の裏側を知れば知るほど感動が深まり、乗るたびに新しい発見がある。
このアトラクションのためにアメリカへ行く価値は確実にあります。
スター・ウォーズ好き、アトラクション好きの方は今すぐロス行きの航空券を取りましょう!
今回ようやく体験することができたので、感想を記録として残しておこうと思います。
世界観への没入度が異常
まず大前提として、このアトラクションはギャラクシーズ・エッジというエリア全体に根付いた体験です。ゲストは「バトゥー」というスター・ウォーズ世界の惑星に足を踏み入れ、その圧倒的な作り込みがされた世界観に入り込んだ中でアトラクションへと誘われます。
バトゥーには現在、ファースト・オーダーの脅威が迫っており、私たちはレジスタンスの一員として秘密の避難場所へ向かうため輸送船に乗り込み、脱出を試みます。しかしその途中で捕まってしまい――という非常に分かりやすく没入度の高いストーリー展開です。
体験の全てに整合性があり、矛盾がない。エリアとのつながりから結末まで、すべてが緻密に計算された完璧な構成です。その上で、一つひとつの演出クオリティがとにかく高いことにも驚かされます。

また、アトラクションの入口が一見してわからない作りなのも秀逸。
他のアトラクションのように派手なゲートや看板がなく、あえて簡素なゲートにすることで「テーマパーク感」を排除し、バトゥーの世界に生きている感覚を徹底して演出しています。
体験前からここまで“没入の前提”を作り込む姿勢にはただただ感服です。

一言で言えば「ずるい」
プレショーは合計3回。それぞれ全く異なる驚きと感動があります。どのシーンにも、他のアトラクションでは見られない特殊効果や最新技術、トリックが詰め込まれており、何度体験しても驚きがあるのが本当にすごい。
キャストの演技も群を抜いています。全員が完全に世界観に入り込み、楽しみながら本気で演じているのが伝わります。
日本で近い例を挙げるなら、西武園ゆうえんちの「ゴジラ・ザ・ライド」や、ジャングリアの「ダイナソー・サファリ」などでしょうか。ただしこちらは数段上の完成度です。
なぜこれほどまでに世界が成立しているのか、おそらく「スター・ウォーズ」という映画作品に“正解の形”が存在するからこそかもしれません。
そしていよいよライド本編。演出の多くは、実は技術的に見ると古典的な手法や単純な技術を組み合わせたものが多いのですが、その使い方・見せ方・動きとの同期が圧倒的で、唯一無二の体験を生み出しています。
これまでスター・ウォーズの世界をリアルに再現するのは難しく、唯一のアトラクションといえば「スター・ツアーズ」というライド・シミュレーター型でした。
それを考えると、この「ライズ・オブ・ザ・レジスタンス」はまさに革命的。頭上をブラスターの光線が飛び交い、ライトセーバーが目の前に現れる、そんな“映画そのものの世界”を完全に体験できてしまうのです。
本ライドは**トラックレスライド(レールのない自走型)**を採用していますが、これがスター・ウォーズの世界観に見事にマッチしています。
ドロイドが操縦するライドが、宇宙船のツルツルした床の上を縦横無人に動き回りどこへ向かうかわからない――まさに未知へのドライブ感とスリル。本当にファーストオーダーから逃げているかのような体験ができて最高です。
さらに、物語終盤の大演出のために序盤でとある行動を取る必要があるのですが、それをストーリーの中に自然に組み込んでいるのも驚き。
運営上の制約を“演出”として活かしている箇所が多々あり、これには本当に感心します。
また、基本的に2台のライドが同時進行で進むため、乗るライドによって体験が変わるというのもポイント。トラックレスならではの発想で、これもまた見事としか言えません。
もう、本当に感動せずにはいられません。ずるいです。
様々な技術と演出の組み合わせがあまりにも完璧なのです。
スター・ウォーズだからこそできたこと
「同じレベルのアトラクションを他のディズニーIPで作れるか?」と考えてみても、答えは“ほぼ不可能”だと思います。宇宙という壮大な舞台、フォースという超能力、印象的なマシンの数々――それらすべてが揃っているスター・ウォーズというIPだからこそ実現できた奇跡です。
ライドを操縦するドロイドの設定や、世界観の完全な一体化も本当に見事。
今後、世界中のディズニーパークで新アトラクションが次々と登場するでしょうが、このストーリーテリングを超えるものはしばらく現れないと思います。
まさに“スター・ウォーズだからこそ作れた”伝説級のアトラクションです。素晴らしかった。
体験の注意点
とにかくシステム調整(停止)が多いです。私が訪れた日も、午後だけで3回ほど調整が入っていました。
キューラインで待っている途中に停止した場合、キャストは基本的にゲストを外へ誘導しません。「残りたい人は残る、出たい人は自分で戻る」というスタンスです。
多くのアメリカのゲストは列を離れずに復旧を待ちますが、個人的には早めに他へ切り替える判断をおすすめします。
再開のタイミングは誰にも分からず、1時間以上待たされることもあるため、限られた滞在時間を無駄にしないためには“切り替えの早さ”が重要です。特に、貴重なアメリカのパークであれば尚更です。
復活のタイミングを狙う場合は、こまめにアプリをチェックし、再開後30分以内を目安に向かうと、待ち時間が比較的短く済むことが多いです(60分以内のことが多め)。
また、本アトラクションは体験時間が長く(プレショー含めて約18分)、閉園1時間前に案内終了となります。たとえば閉園23時なら、22時までに並べばOK。
夜は日中より待ち時間が短い傾向なので、閉園間際の搭乗も狙い目です。
総評
「やりすぎ」これが正直な感想です。土地の使い方、技術力、キャストの演技、建物の造形、すべてのクオリティが圧倒的でした。
世界中のアトラクションの中で“いちばん好き”かは分かりませんが、完成度とスケールでは間違いなく世界一だと思います。
技術の裏側を知れば知るほど感動が深まり、乗るたびに新しい発見がある。
このアトラクションのためにアメリカへ行く価値は確実にあります。
スター・ウォーズ好き、アトラクション好きの方は今すぐロス行きの航空券を取りましょう!
写真を拡大