長時間のミュージカルだけど見逃せない！だから計画的に！

DCA：アナと雪の女王：ライブ・アット・ザ・ハイペリオン

ハイペリオン・シアターで行われている「アナと雪の女王」のミュージカルです。

待ち時間

キューラインは1階席と2階席で分かれています。
30分前に1階席に並んで、真ん中より後ろに座ることになりました。
45分から1時間前から並んでいればもう少しいい席を自由に選べた印象でした。
このショーのためのダイニングパッケージはありますが、ファストパスはありません。

1日何回か行われており、時間はアプリから確認できます。

妥協もカットもなし！本物のミュージカル！

ディズニーのショーは10分から20分くらい、ナイトエンターティメントで長くて30分弱な印象があります。
このショー、しっかりがっつり60分あります。劇場内でポップコーンを販売していたくらいです。映画「アナと雪の女王」を不必要にカットしたりつぎはぎすることなく、そのまま再現してあります。
並ぶ時間を入れると、ざっと2時間弱は消費してしまいます。
それだけの価値が果たしてあるのか・・・。絶対見るべきだと、強くお勧めします！

もはやお馴染みになった歌の数々ですが、聴く者をはっとさせる歌声と劇中歌とは少し違ったアレンジがされていてすごく新鮮です。
そして、プロジェクションマッピングやスクリーンを使った場面展開で、完全に世界に入り込めます。
時間の感覚は20分くらいと感じるほどあっという間でしたが、後で時計を見ると本当に60分経っていました。これほどまで引き込まれて時間も忘れたショーは経験がないです。

歌のアレンジと解釈も"聴きどころ"

ハンス王子の素性を知らなければほほえましく楽しくつい共感してしまうデュエット曲「Love is an open door」。
この曲、ラストにリプライズがありました。アナが自ら見つけた真実の愛、それによってエルサがお城の門をずっと閉めないでおこうと話す。そこでこの「Love is an open door」がリプライズで歌われミュージカルが締めくくられます。この曲にそんな解釈があるんだ！とものすごく感動しました。
しかもエンディングが映画の代名詞と言える「Let It Go」ではないという大胆さです。思えば「Let It Go」は完全にソロ曲で、ソロでなければ意味がない・・・だからこそ姉妹の絆が結ばれたエンディングでは使わなかったのかと考えていました。

野暮な話を挟んでしまいました。
時間もかかるし、「またアナ雪？」と感じてパスしてしまおうと考える方もいるかもしれません。
ですが、これは見逃せません。時間を作って必ず見て帰ってきてください。