
【A】(ショー) Club Mouse Beat「劇物取扱いショー」
★★★★★ 2025年2月に訪問
個人的な世界のディズニーショーティア表でも、上から三番目のAティア(☆4.0)に入っています。
Sにするか迷いましたが、全体的な平均を取るとAだという結論に至りました。
現代的な要素を主軸としていて、世界のディズニーショーの中でも、新感覚のショーでした。(あとは香港のLet's get wickedぐらい)
このショー全体のコンセプトとしては、キャラクター好き(オタク)の人に向けたショーという軸があると思います。それなので、ミッキーやドナルドなど、ディズニーの王道キャラが好きな人には間違い無いでしょう。
海外パークのショーで、あれだけの格のキャラが客席へ入って行って、観客と交流するなんてありません。このショーだけです。この部分の演出力がAティアまで押し上げた要因です。
あれだけたくさんのキャラに囲まれる空間を体験し、その後、たくさんのキャラが最後に舞台に一堂に会しているのを見ると、「これぞ、ディズニー(ランド)の世界!!」と感銘を受け、充実感がありました。正直キャラクターへの関心は薄いのですが、あそこまでやられると、一般人の自分でも、ミッキーなどのBIG8の雰囲気「いいな」と思ってしまいました。
問題点を挙げます。
1.あのショーは動作が激しいので、あまり大道具などの物的資本が使用されておらず、キャラやダンサーなどの人的資本で演出力を高めるしかありません。そして、キャラクターは複雑で俊敏性のある動作には限度があるため、一般のバックダンサーがどこまで場を盛り上げられるかが鍵になるのですが、彼らまで、キャラと同程度の振り付け動作しかしておらず、その意味で、表現力の欠乏を感じました。
それなので、バック転を入れたりするなど、もっとアクロバティックなダンスで、キャラを引き立てられると効果的なのではないでしょうか。
(そうすると体力消耗が激しくなるので、ダンサーを増やさなければならないのでしょうが、それはコストの関係でやりたくないのか?)
2.ズートピアのシーンの価値がよくわからない。最後のシーンに2人が出てくるならいいんですが、そうでも無いのに、ズートピアがあるのは、ただ単に新しいヒット作を切り抜いてねじ込んだだけにしか見えません。
特にあの場面でのダンサーの動作の乏しさは無残でした。
3.カーズのシーンで、ライトニングマックィーンの登場がありましたが、登場こそ豪華さはあったものの、その後のダンスシーンではほぼ動きがなく、「数分間ただのさばっているだけ」の状態になっており、周りで数人のダンサーが踊っているだけの寂しい光景でした。間延び感が半端じゃなかったです。
あと、「ショーベース」には初めて行ったんですが、やっぱり気候条件は厳しいですね笑。仕方がないですが。
Sにするか迷いましたが、全体的な平均を取るとAだという結論に至りました。
反則行為
このショーは強弱が激しすぎます。強の部分は正直反則ですねあれは笑。あんなドーピングは許されませんよ!笑現代的な要素を主軸としていて、世界のディズニーショーの中でも、新感覚のショーでした。(あとは香港のLet's get wickedぐらい)
このショー全体のコンセプトとしては、キャラクター好き(オタク)の人に向けたショーという軸があると思います。それなので、ミッキーやドナルドなど、ディズニーの王道キャラが好きな人には間違い無いでしょう。
以下ネタバレを含みます
最後の大どんでん返し
最後の部分の演出、ミッキー・ミニーなどが客席の通路まで入っていって、観客と交流し、一体感を演出して、ショーのボルテージを最高潮に高めるもので本当に素晴らしかったです。海外パークのショーで、あれだけの格のキャラが客席へ入って行って、観客と交流するなんてありません。このショーだけです。この部分の演出力がAティアまで押し上げた要因です。
あれだけたくさんのキャラに囲まれる空間を体験し、その後、たくさんのキャラが最後に舞台に一堂に会しているのを見ると、「これぞ、ディズニー(ランド)の世界!!」と感銘を受け、充実感がありました。正直キャラクターへの関心は薄いのですが、あそこまでやられると、一般人の自分でも、ミッキーなどのBIG8の雰囲気「いいな」と思ってしまいました。
改善点
一方で、最後の部分がなければ、ティア表には入っていなかったです。問題点を挙げます。
1.あのショーは動作が激しいので、あまり大道具などの物的資本が使用されておらず、キャラやダンサーなどの人的資本で演出力を高めるしかありません。そして、キャラクターは複雑で俊敏性のある動作には限度があるため、一般のバックダンサーがどこまで場を盛り上げられるかが鍵になるのですが、彼らまで、キャラと同程度の振り付け動作しかしておらず、その意味で、表現力の欠乏を感じました。
それなので、バック転を入れたりするなど、もっとアクロバティックなダンスで、キャラを引き立てられると効果的なのではないでしょうか。
(そうすると体力消耗が激しくなるので、ダンサーを増やさなければならないのでしょうが、それはコストの関係でやりたくないのか?)
2.ズートピアのシーンの価値がよくわからない。最後のシーンに2人が出てくるならいいんですが、そうでも無いのに、ズートピアがあるのは、ただ単に新しいヒット作を切り抜いてねじ込んだだけにしか見えません。
特にあの場面でのダンサーの動作の乏しさは無残でした。
3.カーズのシーンで、ライトニングマックィーンの登場がありましたが、登場こそ豪華さはあったものの、その後のダンスシーンではほぼ動きがなく、「数分間ただのさばっているだけ」の状態になっており、周りで数人のダンサーが踊っているだけの寂しい光景でした。間延び感が半端じゃなかったです。
余談
Vilains(悪役)の枠の最初に流れている曲(Let's get wicked)は、香港のハロウィーンの時期に行われる同名のショーでも使われていると思います。あと、「ショーベース」には初めて行ったんですが、やっぱり気候条件は厳しいですね笑。仕方がないですが。
写真を拡大