洗練された「美女と野獣」
★★★★★ 2020年1月に訪問
ディズニータウンにある劇場で行われている美女と野獣のミュージカル。上演時間は約2時間30分。途中15分間の休憩があります。
とはいえ、ホームページから事前に購入しておいた方が良い席が確保できると思いますし、当日券はクレジットカードは使用できず、基本的に現金払い(UnionPay、Alipayでは支払可)のみなので、事前購入をお勧めします。
2020年1月現在、年パス割引が廃止され、当日窓口で買うメリットが無くなりましたので、事前にオンラインで購入した方が良いと思います。
席種も値段も結構細かく分かれていたので、観たい場所や予算に合わせて買いやすいと思います。座席指定も簡単にできます。
チケットを買う窓口で5回くらい「これは中国語のショーですよ、それでも買いますか?」って何度も何度も親切に英語で聞いてくれます。
上演中、出演者達が喋っているセリフも歌も意味はさっぱりわかりませんでした。
意匠化された大道具が、中途半端に写実的なブロードウェイ・劇団四季版よりも何倍もハイセンスで、衣装も大人向けのハイファッションなものでした。舞台全体が奥行きと高さを生かし、洗練された絵画的な美しさと演劇的な面白さが詰まった上質・上品な舞台でした。
これまでNYのブロードウェイ、劇団四季、WDW、上海で美女と野獣のミュージカルを観て、そのどれもが本当に素晴らしい舞台でしたが、個人的にはこの上海が一番良かったです。
世界中で長く愛され、各国で何万回も上演されているミュージカルを上海ディズニーに導入するという時、海外のものをそのまま持ってくるのではなく、最新の技術と現代の感覚でアップデートしてみたら、例えば上海ディズニーパーク内のお城やカリブの海賊がそうであるように、「結果的に他都市のそれらとは別物になってしまった」という感じです。
それは単なる「技術の進歩」というのではなくて、「洗練」とか「成熟」とか、そういうことなのだと思います。
パーク内のアトラクションを楽しみたい人に対して「パーク内の時間を削ってでもこのミュージカルを観て欲しい」とは全く思いません。
でも、ミュージカルが好きな人であれば、上海まで来てこの劇場の前を素通りしたら、絶対に一生後悔することになります。それは断言できます。
上海のミュージカルの質の高さ、本当に素晴らしかったです。何度も何度も感動し、日本に帰って来てからもその余韻が続きました。
年パスの説明書には割引率は20%と書いてありましたが、曜日や時期によっては更に割り引いてくれる時があるようです。僕の時は半額くらいになりました。最低でも20%オフにはなります。
一緒に撮影できる出演者は日替わりのようで、僕が行った時はガストンとルフウでした。
予約
パークの外なので、パークチケットでは観ることが出来ず、ミュージカルを観るためのチケットの購入が必要です。公式ウェブサイトから予約できますが、僕は当日直接劇場の窓口へ行って買いました。開演の3時間前に行ったにもかかわらず、前から2列目が買えました。席の売れ行きは良く無いようで、劇場内はガラガラ、という印象でした。とはいえ、ホームページから事前に購入しておいた方が良い席が確保できると思いますし、当日券はクレジットカードは使用できず、基本的に現金払い(UnionPay、Alipayでは支払可)のみなので、事前購入をお勧めします。
2020年1月現在、年パス割引が廃止され、当日窓口で買うメリットが無くなりましたので、事前にオンラインで購入した方が良いと思います。
席種も値段も結構細かく分かれていたので、観たい場所や予算に合わせて買いやすいと思います。座席指定も簡単にできます。
言語
全編中国語です。当然歌も中国語です。字幕などはありません。チケットを買う窓口で5回くらい「これは中国語のショーですよ、それでも買いますか?」って何度も何度も親切に英語で聞いてくれます。
上演中、出演者達が喋っているセリフも歌も意味はさっぱりわかりませんでした。
みどころ
歌も演奏もライブで、迫力があります。ダンスも素晴らしく、あっという間の2時間半でした。冗長で間延びしたように感じる場面は1秒もありませんでした。意匠化された大道具が、中途半端に写実的なブロードウェイ・劇団四季版よりも何倍もハイセンスで、衣装も大人向けのハイファッションなものでした。舞台全体が奥行きと高さを生かし、洗練された絵画的な美しさと演劇的な面白さが詰まった上質・上品な舞台でした。
感想
強烈に物凄く良かったです。言葉は全くわからないのに、観ているだけで笑ってしまうし、泣けてきてしまうし、心が震えるほど感動しました。舞台を観てこんなに感動したのは久しぶりでした。これまでNYのブロードウェイ、劇団四季、WDW、上海で美女と野獣のミュージカルを観て、そのどれもが本当に素晴らしい舞台でしたが、個人的にはこの上海が一番良かったです。
世界中で長く愛され、各国で何万回も上演されているミュージカルを上海ディズニーに導入するという時、海外のものをそのまま持ってくるのではなく、最新の技術と現代の感覚でアップデートしてみたら、例えば上海ディズニーパーク内のお城やカリブの海賊がそうであるように、「結果的に他都市のそれらとは別物になってしまった」という感じです。
それは単なる「技術の進歩」というのではなくて、「洗練」とか「成熟」とか、そういうことなのだと思います。
パーク内のアトラクションを楽しみたい人に対して「パーク内の時間を削ってでもこのミュージカルを観て欲しい」とは全く思いません。
でも、ミュージカルが好きな人であれば、上海まで来てこの劇場の前を素通りしたら、絶対に一生後悔することになります。それは断言できます。
上演500回記念
2020年1月には上演回数が500回を突破を記念して、終演後に出演者全員で美女と野獣のテーマソングを英語と中国語で歌うというミニショーが行われていました。これがまた良くて、とても感動しました。上海のミュージカルの質の高さ、本当に素晴らしかったです。何度も何度も感動し、日本に帰って来てからもその余韻が続きました。
年パス特典(期間限定)
以下は2019年の11月時点の特典です。2020年1月にはこの特典は廃止されていましたのでご参考まで。割引
チケット代が割引になります。当日の窓口で年パスを提示したら割り引いてくれました。4人分買いましたが、僕1人の年パスで4人全員が割引になりました。5枚まで割引可能とのことです。年パスの説明書には割引率は20%と書いてありましたが、曜日や時期によっては更に割り引いてくれる時があるようです。僕の時は半額くらいになりました。最低でも20%オフにはなります。
出演者との記念撮影
年パス所有者は終演後、出演者との記念写真が出来ます。撮影場所はロビーで、行けばすぐにわかる場所です。列の入り口で年パスのチェックがあります。1人の年パスで同行者も全員撮影できました。一緒に撮影できる出演者は日替わりのようで、僕が行った時はガストンとルフウでした。
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