「Princess and the Frog」その後を描く!音楽と水を楽しむバイユーの旅!
★★★★★ 2024年11月に訪問
スプラッシュマウンテンのクローズに伴い、映画「Princess and the Frog」をテーマにした急流すべりタイプのアトラクションが2024年11月15日にオープンしました。
オープンして間もない祝日だったからなのか、この時期はアトラクションに普通に並ぶことはできず、バーチャルキューまたはLLの取得がアトラクションを楽しむ必須条件でした。
いわゆる課金制度のLightning Lane Single Passにも対応して"おりません"でした。
公式サイトによると、バーチャルキューは以下のタイミングで取得できます。
LLは、やはり早い時間に無くなります。今回は、8時オープンで10時頃にLLの取得を試みたところ、18時過ぎのLLが取得できました。
LLはキャンセル拾いも可能ですので、もし取得できなければキャンセル拾いを粘るのも1つの手になります。
ボートはシートベルトがなく、また横幅がやや狭いです。
そして、ボートは3回ほど急流を下ります。この時に大きく水が跳ねます。横幅が狭く、跳ねた水は容赦なくボートに入ってきます。
ポンチョがあれば服やズボンは何とかなるでしょうが、靴は濡れると思います。
夏場はともかく、クリスマスシーズンは気温もやや低く、雨や曇りの日もあるため、防水対策は必須です。
待ち時間は、先述の通り通常のキューラインがオープンしていなかったため目安は不明ですが、バーチャルキューやLLの無くなる速さからゲストの期待度は高いと思われ、キューラインがオープンした場合はそれなりの待ち時間を覚悟した方がいいと思います。
スリルは、シートベルトがない分、急流すべりの浮遊感は緩く感じました。東京ディズニーランドのスプラッシュマウンテンの方が強い印象です。
そして、このアトラクションは「Princess and the Frog」その後の物語です。つまり、ドクター・ファシリエのホラー要素はまったくありません。
そういう意味で、純粋に楽しめるアトラクションになっています。
ティアナが「Tiana's food」という会社を立ち上げ、ニューオーリンズスタイルのお祝い事を企画していく中で、ゲストはバイユーを巡ってジャズセッションのバンドを探していくことになります。
キューラインは「Tiana's Food」の事務所になっており、ベニエや家族写真などが飾られていました。
アトラクション本編では、ティアナ、ルイスやママ・オーディと一緒に旅をしクリッターのジャズバンドを探し、最後は盛大なお祭りで幕を閉じます。
映画ではニューオーリンズを舞台にした素敵なジャズが印象的でした。映画で使用されていた「Gonna Take You There」や「Dig a little deeper」といった曲だけでなく、オリジナルの「Special Spice」という曲も加わり、最初から最後まで楽しむことができます。
後は、最近のアトラクションで多いですが、オーディオアニマトロニクスのクオリティが上がり、ティアナやルイスの表情に何の違和感もなかったことに、終わってから気付きました。
スプラッシュマウンテンは、映画の中で語られていたお話を体験していました。つまり、物語を外から見ていたと思います。
Tiana’s Bayou Adventureは、キャラクターがゲストに語り掛けてきます。ゲストは物語の中にいます。
微妙な違いですが、この違いはかなり大きいと思いました。
ですので、アトラクションのテーマに選ばれたことはうれしいですし、あの映画の世界に入っていけることをすごく楽しめました。また、映画を追体験するのではなく、映画のその後を語ることで、物語がより深まったと感じました。
一方で、なぜこの映画を急流すべりにする必要があったのかな、という気もしました。ニューオーリンズは湿地(バイユー)が多く、映画も湿地を旅していたので、アトラクションがボートライドになるのは理解できるのですが、急流すべりはいささかこじつけな気もしました。今回はこの点を理解できなかったので、次に乗るときにはそれも含めて理解できればいいな、と思っています。
また、スプラッシュマウンテンまたはそのモチーフになった「南部の唄」の曲やブレアラビットの物語も素晴らしく、どのような背景があったにせよ、それらをなかったことにはしてほしくない、と感じます。いつかこの物語も1つの歴史として語れる日が来ると嬉しいと思っています。
また、笑いの国への旅もどうしても懐かしくなります。
ですが、この世界観はとても素晴らしく、体験する価値は大ありです。
ぜひ、楽しいバイユーの旅を楽しんで下さい。水対策をお忘れなく。
最初に注意点
2024年11月現在、バーチャルキューまたはライトニングレーンマルチパス(LL)のいずれかが必須です。
11月末のThanksgiving Dayの祝日に近い日に行きました。この時期はパークも混むようです。オープンして間もない祝日だったからなのか、この時期はアトラクションに普通に並ぶことはできず、バーチャルキューまたはLLの取得がアトラクションを楽しむ必須条件でした。
いわゆる課金制度のLightning Lane Single Passにも対応して"おりません"でした。
バーチャルキュー
まず、バーチャルキューは整理券のようなものです。1日の中で何回か発券されますが、すぐになくなります。今回何回かトライしましたが、バーチャルキューは取得できませんでした。公式サイトによると、バーチャルキューは以下のタイミングで取得できます。
7時
Disneylandの入園予約をしているゲスト、またはパークホッパーチケットでDisneylandの入園予約をしているゲスト。 12時
Disneylandに入場しているゲスト、またはDisney California Adventureに入場しているパークホッパーチケットを持っているゲスト。 16時
Disneylandに入場しているゲスト、またはDisney California Adventureに入場しているパークホッパーチケットを持っているゲスト。LL
LLの詳細はそれ専門のクチコミ欄に譲りますが、チケットに上乗せして購入できる昔のファストパスのようなもので、取得することでアトラクションの優先レーンを使用できます。パークホッパーチケットであれば、Disney California AdventureにいてもDisneylandのLLを取得可能です。LLは、やはり早い時間に無くなります。今回は、8時オープンで10時頃にLLの取得を試みたところ、18時過ぎのLLが取得できました。
LLはキャンセル拾いも可能ですので、もし取得できなければキャンセル拾いを粘るのも1つの手になります。
アトラクション概要:まず確実に濡れます
1列5人乗りの丸太ボートに乗り、バイユーを巡るアトラクションです。ボートはシートベルトがなく、また横幅がやや狭いです。
そして、ボートは3回ほど急流を下ります。この時に大きく水が跳ねます。横幅が狭く、跳ねた水は容赦なくボートに入ってきます。
ポンチョがあれば服やズボンは何とかなるでしょうが、靴は濡れると思います。
夏場はともかく、クリスマスシーズンは気温もやや低く、雨や曇りの日もあるため、防水対策は必須です。
待ち時間は、先述の通り通常のキューラインがオープンしていなかったため目安は不明ですが、バーチャルキューやLLの無くなる速さからゲストの期待度は高いと思われ、キューラインがオープンした場合はそれなりの待ち時間を覚悟した方がいいと思います。
スリルは、シートベルトがない分、急流すべりの浮遊感は緩く感じました。東京ディズニーランドのスプラッシュマウンテンの方が強い印象です。
怖い要素なし!「Princess and the Frog」その後の物語
「Princess and the Frog」(邦題「プリンセスと魔法のキス」)と言えば、ワニのルイスとナヴィーン王子のコメディ要素、ティアナとレイのひたむきさ、ニューオーリンズの陽気なジャズを基調とし、ドクター・ファシリエのブードゥーマジックがスパイスになりコメディーとホラーがいい味を出している素敵な作品です。そして、このアトラクションは「Princess and the Frog」その後の物語です。つまり、ドクター・ファシリエのホラー要素はまったくありません。
そういう意味で、純粋に楽しめるアトラクションになっています。
ティアナが「Tiana's food」という会社を立ち上げ、ニューオーリンズスタイルのお祝い事を企画していく中で、ゲストはバイユーを巡ってジャズセッションのバンドを探していくことになります。
キューラインは「Tiana's Food」の事務所になっており、ベニエや家族写真などが飾られていました。
アトラクション本編では、ティアナ、ルイスやママ・オーディと一緒に旅をしクリッターのジャズバンドを探し、最後は盛大なお祭りで幕を閉じます。
見どころ
何と言っても、曲ではないでしょうか。映画ではニューオーリンズを舞台にした素敵なジャズが印象的でした。映画で使用されていた「Gonna Take You There」や「Dig a little deeper」といった曲だけでなく、オリジナルの「Special Spice」という曲も加わり、最初から最後まで楽しむことができます。
後は、最近のアトラクションで多いですが、オーディオアニマトロニクスのクオリティが上がり、ティアナやルイスの表情に何の違和感もなかったことに、終わってから気付きました。
スプラッシュマウンテンとの違い
映画の世界を外から見るか中から見るか。これに尽きると思います。スプラッシュマウンテンは、映画の中で語られていたお話を体験していました。つまり、物語を外から見ていたと思います。
Tiana’s Bayou Adventureは、キャラクターがゲストに語り掛けてきます。ゲストは物語の中にいます。
微妙な違いですが、この違いはかなり大きいと思いました。
個人的な感想:なぜ急流すべり?
僕自身が、「Princess and the Frog」がかなり好きな作品で、海外ディズニーに行く前には英語の勉強も兼ねてほぼ必ず見返しています。ニューオーリンズの空気感や陽気なジャズ、キャラクターやその心情の変化など、理由を挙げればきりはありません。ですので、アトラクションのテーマに選ばれたことはうれしいですし、あの映画の世界に入っていけることをすごく楽しめました。また、映画を追体験するのではなく、映画のその後を語ることで、物語がより深まったと感じました。
一方で、なぜこの映画を急流すべりにする必要があったのかな、という気もしました。ニューオーリンズは湿地(バイユー)が多く、映画も湿地を旅していたので、アトラクションがボートライドになるのは理解できるのですが、急流すべりはいささかこじつけな気もしました。今回はこの点を理解できなかったので、次に乗るときにはそれも含めて理解できればいいな、と思っています。
また、スプラッシュマウンテンまたはそのモチーフになった「南部の唄」の曲やブレアラビットの物語も素晴らしく、どのような背景があったにせよ、それらをなかったことにはしてほしくない、と感じます。いつかこの物語も1つの歴史として語れる日が来ると嬉しいと思っています。
結論
2024年11月末現在で、キューラインに並ぶことができないため、体験するにはバーチャルキューやLLが必要です。また、笑いの国への旅もどうしても懐かしくなります。
ですが、この世界観はとても素晴らしく、体験する価値は大ありです。
ぜひ、楽しいバイユーの旅を楽しんで下さい。水対策をお忘れなく。
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