「香港」というサマーリゾート体験‼️
★★★★★ 2017年6月に訪問概要
2017年春にオープンした香港ディズニーリゾート3番目となる直営ホテル。探検家がモチーフになっています。ディズニー+南国、というところで雰囲気としてはアウラニに似ていると思います。新しいのでとにかく綺麗です。ホテルの中から中庭につながる大きな岩からは滝が流れ、南国の植栽を抜けてプールに向かうと、その奥には海が見えます。ランタオ島と香港島を結ぶフェリーが行き来している様子を見ることができます。香港の温暖な気候がプールに飛び込みたくなる気持ちを駆り立てます。探検家をモチーフにしたレリーフに加え、ホテル内のいたるところが南国の生花で彩られ、プールサイドには美しい色の鳥や蝶たちもやってきていました。東京のディズニーではおよそ太刀打ちできないリゾート感で、ハワイのアウラニに負けないバケーション感を味わえます。
このホテルの魅力
キャラクターに会えるレストランだけでなく、本格的な中華料理を味わえるレストラン、ディズニーグッズを販売するショップ、海が見えるラウンジ、南国の花が咲く中庭、デイベッドが並ぶプール等、魅力的なリゾートが備えるべき要素がもれなく揃っている上に、何より隣にパークがあるというアウラニでさえ真似できない絶対的な強みがあります。ここにあと温泉と居酒屋があったら香港に移住しようかと思います。プレミアムルームについて
予約はマジックアクセスのページから行いました。スタンダードとプレミアムルームは、ホームページの写真と説明だけでは違いが分かりませんでしたが「プレミアム」の名前に期待してプレミアムルームにしてみました。到着してみると部屋はスタンダードルームと同じつくりで、設えもアメニティも変わらず、単に階数が7階というだけだったことが判明しました。値段もスタンダードルームと大して変わりません。階が7階になることで強烈に窓からの景色が良くなるという感じもしませんでした。室内
部屋は広めで、大きなダブルサイズのベッドが2台でした。木のぬくもりを感じる内装で、探検家のキャンプをモチーフにしたデザインでした。ベッドルームと洗面台があるエリアは続いており、その隣にトイレとシャワールームがありました。コンセントはたくさんあり、充電器がそのまま挿せるUSBポートもあって便利です。アメニティもかわいく、スリッパもバスローブもファミリー対応で4セットありました。ドライヤーもあります。とても快適でした。
その他
・チェックインは15時で、チェックアウトは11時。・Wi-fiは館内でもプールでもばっちりつながりました。
・レストランの予約はチェックイン時にしてくれました。パスポートもチェックイン時に簡単に購入できます。
・ホテルからパークへの移動はシャトルバスで5分くらいでした。朝晩は直行便で、昼間の時間帯は全ホテルの各駅停車。ディズニーランドホテルからは散歩がてら歩いてパークに行けましたが、このホテルからだとまぁまぁな距離があったので歩いてパークには行けないと思います。
・プールは8時から22時まででした。昼夜の気温差があまりないのでパークが終わってからでもプールは楽しめると思います。ただしプールバー的なものが一切ないので、プールで飲食したい人はホテル内で買った物を持って行ってください。
・宿泊者特典としては、ファストパスを人数分いただきました。
マイナスポイント
バスタブが無い、水が臭う、シャワートイレじゃない
今まで香港の水道水には臭いも色も気になったことがなかったのですが、このホテルの水は臭いましたし色もちょっと違いました。特にお湯にすると臭いました。日本のホテルが世界のスタンダードではないことは十分に承知していますが、そうはいっても、日本人が外国のホテルを評価する場合、日本基準かそれに近いものさしで評価してしまうので、一般的な設備が整ったホテルを5点満点中の3点(=標準)とした時、シャワートイレとバスタブが無い時点で日本であれば普通に考えて2点か1点(=標準以下)という評価にしかなり得ないような気がします。
世界中のホテルで、その素晴らしいサービスや設備・ロケーションに多くの日本人が感動しても、心の底からは納得しきれないのは、上水(浄水)、トイレ、お風呂、シャワー、給湯システムなどの宿泊施設としてのコアな設備が、世界の名だたる高級ホテルのそれらよりも、現代日本の標準的な一般家庭の方がハイクオリティでハイブリッドなものを日常的に使っているから、という事実が理由としてあると思います。
ここではそれらは目をつぶり、日本以外の外国ホテルスタンダードで考えて点数を付けました。旅先で疲れた体を癒すバスタブが無いのは大きなマイナスポイントですが、新しくて綺麗ですし、現在3つある香港ディズニーの直営ホテルの中で次に泊まるならここ、って思ったので五つ星にしました。
まとめ
南国のリゾート感や新築ホテルのわくわく感など、この楽しい感じは他国のディズニーホテルを見渡しても簡単には見つからないと思います。(フロリダにはこういう感じがあるような気も😅)クラブルームのラウンジなどはないため、そういうことが好きな方には物足りないかもしれませんが、「バケーション」「トロピカル」「リゾート」という言葉がぴったりのホテルだと思います。香港という「新しいサマーリゾート」を、ぜひこのホテルで体験していただきたいと思います。 写真を拡大