アトラクションの内容はともかく…
★★★★★ 2014年12月に訪問小気味よいテンポがいい!ただ、見る言語に要注意!
TDLにオープンが決まっているスティッチエンカウンターを、一足お先に体験してきました!アトラクションの内容はタートルトークのようなもの。スティッチが小気味よくゲストに話を振ったり、ゲストをからかったりするトークショーです。私の見た回では、クリスマスということでスティッチがクリスマスソングを歌いながら登場しました。
トークショーの内容をもう少し詳しく書くと、スティッチがゲストの写真を撮ったり、話を振られたゲストが友達ときていた場合はその関係を疑ったり…という子供たちが質問をしてワイワイするタートルトークよりもほんの少しだけブラックユーモア的な部分もあるかもしれません。
ということで、アトラクションはとても面白いです。
問題はQライン。建物自体がプレハブ小屋のようで、壁の色や屋根が本当にこれでいいのか?と聞きたくなるような簡素なもの。その簡素な作りを誤魔化すようにQラインのところどころにはスティッチのオハナである、試作品たちのイラストがくっついています。
Qラインに屋根がついているのはいいのですが、その建物があまりに現実的な匂いを感じさせるので、夢から覚めそうになります。
しかも、向こうのディズニーランドは割とそうなのかゴミがすごく落ちてて汚いです。
また、私が並んでいるときに一人の男の子がキャストの人に何やら言っていたのでトイレとかで列から抜けるのかな?と思いながら見ていたら、なんとキャストがその男の子をだっこしてアトラクションをボタン(アトラクション内へ入るためのドアの開閉ボタンのようなものでした)を押させてあげていたのです!!
そこのボタン押させていいんだ?!と内心びっくりしていました。
Qラインには屋根がついているため、雨が降っていると混んでいます。そしてそのとき並ぶとアトラクション表示待ち時間より少し長く待つことになります。
アトラクション収容人数が予想の半分以下(タートルトークのキッズエリアぐらい)なので、人数の回転がそこまで良くないのかもしれません。
トークショーということで、言語は中国語(普通語)、広東語、英語のレパートリーがありました。
アトラクションはとても面白かったのですが、はたしてそれでいいのか?!と思う箇所が多かったので星を低めにしています。
日本にできる分にはもう少しどうにかなると思うので期待しています。
以下、見る回の言語を誤った私の体験談になります。行こうと思っている方はくれぐれも見る回の言語に注意してください!
私は学校でほんの少しだけ中国語の普通語をかじっていたので、分かるといいな…と思いつつ一番回数が多くやっている、広東語の回(中国語と広東語は大きく異なります。簡単に言えば標準語と沖縄などにある特有の方言のような違い)を鑑賞したのですが、これが大きな失敗でした。
私は中国語(普通語)と広東語の違いを甘く見ていたのです。
と、いうのも先述の通り、中国語と広東語は違うのでなんとなーく分かる単語が出てくれば…という気持ちで見ていた私は何も分からなかったのです(当たり前ですね)。
なんとなーくのゲストのいじり方は、スティッチの様子を見て分かるのですが詳しく何を言っているかさっぱり。加えて、広東語は中国語の一つとだけあって話す勢いが尋常じゃないです。
「スティッチ、トモダチ?」などと言っていた、日本語吹き替えで見たスティッチより50倍は滑らかに話すのでどんどん会話に置いていかれます。
周りの現地のお客さんは、スティッチが何かいう度にゲラゲラ笑います。私は、スティッチが何をやっているかは分かるものの詳しくは分からないのでその雰囲気に笑っていました。
そして一番怖かったのが、突然スティッチがゲストを指名して話を振るとき!
日本人なんて現地人に囲まれてしまえば現地人とさして顔の違いはないので、突然当てられるかもしれない。それが一番このアトラクションでドキドキしたところでした。
結局、アトラクションではスティッチを見守るだけで終わったので胸を撫で下ろしたのですが、一人当てられたゲストで「I'm korean」と言っていて、スティッチに「えっ、韓国人なの?!じゃあ話通じないじゃん(言語的な意味で)」みたいなことを言われてみんな笑っていました。
これなら英語で見た方が良かった…と思った終演後、あんなハラハラする気持ちはもう体験したくなくてその後スティッチエンカウンターには行きませんでした。
日本に楽しみはとっておきたいと思います。
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