ディズニー映画で旅する人生の瞬間
★★★★★ 2023年3月に訪問
香港ディズニーランドのキャッスルは世界のパークでも独特です。
「キャッスル・オブ・マジカル・ドリーム」ピンクをモチーフにした壮大で綺麗なキャッスルで、いろいろなプリンセスのお城です。
昼間も、常に目を引く外観。
それが、夜になると命を持ったかのように生き生きと輝いてきます。
ナイトエンターティメント「MOMENTOUS」の始まりです。
ライオンキングのように「生命の継承」であったり、ZOOTOPIAやヘラクレスのように「挑戦」であったり、COCOやUPの「家族」であったり、ラプンツェルやリトル・マーメイドをはじめ「夢」を扱う映画も多くあります。
それぞれの映画において、登場人物のライフステージはそれぞれ異なりますが、映画の中で様々な経験を通して成長していく点は大きな共通点であることが多いと思っています。
このMOMENTOUSは、様々なディズニー映画の登場人物の人生の瞬間を切り取って、誕生から成長、そして死という別れまでを描いた壮大な物語を紡いでいます。
開始30分前から5分程度おきにプロジェクションマッピングのミニショーが行われ、見ていて飽きることがありません。
終演後も、しばらく音楽と噴水を楽しむことができます。
終演後は、閉園時間を過ぎているので帰るしかないのですが、すべてのゲストが一斉に出口に向かうのでちょっと大変かもしれません。
キャッスル前の広場は有料で、プレミアムアクセスなどが必要になります。
そのため、たとえ何時間前から場所取りをしていても、有料間省スペースより前にいくことはできないので最前列は確保できません。
今回は、プレミアムアクセスの有料スペースとメインストリートUSAの2か所から鑑賞しました。
1時間前に入場したところ、スペースには他に1組おられただけで、余裕で最前列ど真ん中を確保できました。ちなみに日曜日です。天気は雨予報で、開始1時間前に何とかやみました。
その後少しずつ混んできましたが、割と空いていたのでストレスなく鑑賞できました。
しっかり見たいのであれば、遅くとも30分前には入場していた方がいいと思います。
キャッスルが非常に大きいため、最前列の迫力は素晴らしかったです。
噴水、映像はこの場所に勝るものはないと思います。
しかし、近すぎて花火はかえって少し見にくかったように思います。
有料鑑賞スペースに入る方法の1つはプレミアムアクセスの購入になります。
これは、「Follow Your Dreams」有料スペース、「Festival of the Lion King」優先入場、そのほかいくつかのアトラクション優先入場がついています。
香港ディズニーランドではアトラクションは大して混んでいないためアトラクションの優先入場はそれほど恩恵はなく、ライオンキングに関してはマジックアクセスの特典でも同様の優先入場ができるので、実質はMOMENTOUS鑑賞スペースのためのものと思った方がいいでしょう。
その価値があるかどうかは、個人の判断になると思います。
今回は開始30分前に「見れたらラッキー」くらいの軽い気持ちでふらふら歩いていると、案外場所の確保は簡単にできました。メインストリートコーナーカフェ付近の、メインストリートUSAど真ん中に空間を見つけられました。
東京ディズニーリゾートでの場所取り合戦を生き延びた方なら、何の造作もなく場所の確保はできるでしょう。
注意点は、背の高い人と肩車です。
映像は、キャッスル全体で繰り広げられますが、メインはキャッスル上部になるので問題なく見えます。
花火も有料スペースより全体をしっかり見れました。
噴水の迫力はどうしても落ちてしまいます。
ただ、ギリギリの時間に有料スペースに入っても(無料スペースよりはいいかもしれませんが)本来の楽しみ方は難しいかもしれないです。
2回目以降、またはアトラクションを閉園間際まで楽しみたい方は有料スペースでなくてもいいように思います。
誕生、子供時代と成長、困難との遭遇(ディズニー風には「ヴィランとの対決」)、さらなる成長、人生のターミナル。
これをディズニー映画の視点で語られます。
ラストは当然「死」です。
それが悲しいものや禁忌として扱われておらず、ポジティブにとらえられているところがむしろ心温まると感じました。
基本的には歌でストーリーが進行していきます。
聞いていた限りでは全編英語でしたので、広東語や中国語になじみがなくても問題なく楽しめると思います。
それほど緩急があるわけでも、盛り上がりがあるわけでもなく、全体を通して素敵だと感じていました。
あえて言うなら、エンディング前のCocoのシーンが好きでした。
ですが、選曲とアレンジは僕の知るどのショーよりも素晴らしいと感じました。
1つの例ですが、オープニングの「誕生」は、Inside Outの「Bundle of Joy」(ヨロコビの誕生シーンの曲)とダンボ「Baby Mine」を組み合わせたアレンジでした。2つの誕生曲がきれいに組み合わさっており、この曲で心をつかまれました。
その後も、新旧様々な曲がきれいに組み合わせて使われており、音楽とプロジェクションマッピングの相乗効果が素晴らしかったです。
なんとなく、"聞きどころ"満載、音楽を楽しむショーだと感じました。
しっかり見るのであれば、早めにアトラクションやショッピングを切り上げて場所取りをする必要があります。
雰囲気を楽しむのであれば、ギリギリまでアトラクションやショッピングを楽しむのも手です。
噴水までしっかり楽しみたければ有料スペースを使ってでも前の方に。
花火など全体像をつかむのであれば、むしろ少し後ろに。
色々な楽しみ方ができるからこそ、その人に合わせた鑑賞スタイルを取れるのだと思います。
人それぞれの形がある、まさに人生を表したショーである所以ですね。
「キャッスル・オブ・マジカル・ドリーム」ピンクをモチーフにした壮大で綺麗なキャッスルで、いろいろなプリンセスのお城です。
昼間も、常に目を引く外観。
それが、夜になると命を持ったかのように生き生きと輝いてきます。
ナイトエンターティメント「MOMENTOUS」の始まりです。
MOMENTOUS:人生の大切な瞬間を切り取って
ディズニー映画を見てみると、それぞれに大きなテーマがあることがわかります。ライオンキングのように「生命の継承」であったり、ZOOTOPIAやヘラクレスのように「挑戦」であったり、COCOやUPの「家族」であったり、ラプンツェルやリトル・マーメイドをはじめ「夢」を扱う映画も多くあります。
それぞれの映画において、登場人物のライフステージはそれぞれ異なりますが、映画の中で様々な経験を通して成長していく点は大きな共通点であることが多いと思っています。
このMOMENTOUSは、様々なディズニー映画の登場人物の人生の瞬間を切り取って、誕生から成長、そして死という別れまでを描いた壮大な物語を紡いでいます。
ショータイム
原則として、閉園時間から20分程度行われるショーです。開始30分前から5分程度おきにプロジェクションマッピングのミニショーが行われ、見ていて飽きることがありません。
終演後も、しばらく音楽と噴水を楽しむことができます。
終演後は、閉園時間を過ぎているので帰るしかないのですが、すべてのゲストが一斉に出口に向かうのでちょっと大変かもしれません。
観賞場所
メインストリートUSAから見ることになります。キャッスル前の広場は有料で、プレミアムアクセスなどが必要になります。
そのため、たとえ何時間前から場所取りをしていても、有料間省スペースより前にいくことはできないので最前列は確保できません。
今回は、プレミアムアクセスの有料スペースとメインストリートUSAの2か所から鑑賞しました。
有料スペース
キャッスル前の広場になります。1時間前に入場したところ、スペースには他に1組おられただけで、余裕で最前列ど真ん中を確保できました。ちなみに日曜日です。天気は雨予報で、開始1時間前に何とかやみました。
その後少しずつ混んできましたが、割と空いていたのでストレスなく鑑賞できました。
しっかり見たいのであれば、遅くとも30分前には入場していた方がいいと思います。
キャッスルが非常に大きいため、最前列の迫力は素晴らしかったです。
噴水、映像はこの場所に勝るものはないと思います。
しかし、近すぎて花火はかえって少し見にくかったように思います。
有料鑑賞スペースに入る方法の1つはプレミアムアクセスの購入になります。
これは、「Follow Your Dreams」有料スペース、「Festival of the Lion King」優先入場、そのほかいくつかのアトラクション優先入場がついています。
香港ディズニーランドではアトラクションは大して混んでいないためアトラクションの優先入場はそれほど恩恵はなく、ライオンキングに関してはマジックアクセスの特典でも同様の優先入場ができるので、実質はMOMENTOUS鑑賞スペースのためのものと思った方がいいでしょう。
その価値があるかどうかは、個人の判断になると思います。
メインストリートUSA
月曜日にここから鑑賞しました。天気は雨予報の曇りでした。今回は開始30分前に「見れたらラッキー」くらいの軽い気持ちでふらふら歩いていると、案外場所の確保は簡単にできました。メインストリートコーナーカフェ付近の、メインストリートUSAど真ん中に空間を見つけられました。
東京ディズニーリゾートでの場所取り合戦を生き延びた方なら、何の造作もなく場所の確保はできるでしょう。
注意点は、背の高い人と肩車です。
映像は、キャッスル全体で繰り広げられますが、メインはキャッスル上部になるので問題なく見えます。
花火も有料スペースより全体をしっかり見れました。
噴水の迫力はどうしても落ちてしまいます。
どちらがおすすめ?
初回は有料スペースでもいいと思います。最前列の確保は東京ディズニーリゾート経験者には簡単で、ストレスなく心行くまで楽しめます。ただ、ギリギリの時間に有料スペースに入っても(無料スペースよりはいいかもしれませんが)本来の楽しみ方は難しいかもしれないです。
2回目以降、またはアトラクションを閉園間際まで楽しみたい方は有料スペースでなくてもいいように思います。
内容
先に書いたように、人生の大切な瞬間を切り取ったショーです。誕生、子供時代と成長、困難との遭遇(ディズニー風には「ヴィランとの対決」)、さらなる成長、人生のターミナル。
これをディズニー映画の視点で語られます。
ラストは当然「死」です。
それが悲しいものや禁忌として扱われておらず、ポジティブにとらえられているところがむしろ心温まると感じました。
基本的には歌でストーリーが進行していきます。
聞いていた限りでは全編英語でしたので、広東語や中国語になじみがなくても問題なく楽しめると思います。
見どころは?聞きどころ?
正直なところ、"見"どころはそれほどないように思いました。それほど緩急があるわけでも、盛り上がりがあるわけでもなく、全体を通して素敵だと感じていました。
あえて言うなら、エンディング前のCocoのシーンが好きでした。
ですが、選曲とアレンジは僕の知るどのショーよりも素晴らしいと感じました。
1つの例ですが、オープニングの「誕生」は、Inside Outの「Bundle of Joy」(ヨロコビの誕生シーンの曲)とダンボ「Baby Mine」を組み合わせたアレンジでした。2つの誕生曲がきれいに組み合わさっており、この曲で心をつかまれました。
その後も、新旧様々な曲がきれいに組み合わせて使われており、音楽とプロジェクションマッピングの相乗効果が素晴らしかったです。
なんとなく、"聞きどころ"満載、音楽を楽しむショーだと感じました。
楽しみ方はそれぞれ
閉園後のショーであり、見ようと思えばほかのスケジュールに影響することなく見れます。しっかり見るのであれば、早めにアトラクションやショッピングを切り上げて場所取りをする必要があります。
雰囲気を楽しむのであれば、ギリギリまでアトラクションやショッピングを楽しむのも手です。
噴水までしっかり楽しみたければ有料スペースを使ってでも前の方に。
花火など全体像をつかむのであれば、むしろ少し後ろに。
色々な楽しみ方ができるからこそ、その人に合わせた鑑賞スタイルを取れるのだと思います。
人それぞれの形がある、まさに人生を表したショーである所以ですね。
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