右か左か、全てはあなたの選択次第
★★★★★ 2017年5月に訪問
不思議の国のアリスに登場する女王様の御庭の迷路です。DLPのオープン当初からあるアトラクションで、上海ができるまでは永らく世界でここだけのアトラクションでした。
内容と心構え
ウォークスルー型のアトラクションでアリスになった気分で迷路が体験できます。これに限らず、アトラクションというのは、本当の意味で満喫しようと思ったら受け身の姿勢で臨んではだめで、積極的な能動姿勢が心から楽しむためのコツだと思っています。ここではアリスになりきってください。待ち時間
終日0分待ちでした。夕方にはクローズしてしまいますので、明るい内に体験してください。見どころ
クラシックなアリス
上海版はジョニーデップが出てくる実写版のアリスインワンダーランドの迷路ですが、ここはアニメ版のクラシックな不思議の国のアリスの迷路です。アニメ版の方が、お茶会、兵隊の行進、詩の暗唱、女王等、イギリス文化が色濃くてヨーロッパの雰囲気がよく出ている(このアトラクションも映画そのものも)と思います。DLP全体のかわいらしい雰囲気にはこのクラシックなアリスが合っていると思います。フォトスポット
途中、ドードー鳥のレース、チシャネコのフラワーアート、キャタピラー、ティーパーティ、女王のお城等、たくさんの写真スポットが出てきます。どれもこれもが結構大き目でしっかりしたフォトスポットです。写真映えはばっちりだと思います。難易度高めのコース設定
木が成長して高くなっていたからなのか、上海版よりもパリ版の方が迷路の難易度が高く、全てを回るとまぁまぁ時間がかかるなという印象です。本気で迷います。そこがまたアリスの世界という感じ。感想
原作の小説に近いアニメ版の方が実写版よりも個人的に好きなので、雰囲気としては上海よりも楽しめました。ただしこの迷路、ただ歩いて回るだけでは正直面白くないと思います。ここはひとつ、ルイスキャロルの原作やアニメ版に描かれているような「人生において特別でない日など存在するのか?」「なぜ地球には昼と夜があるのか?」「なぜ人は夢を見るのか?」「常識とは誰が決めているのか?」といった哲学的な問いに想いを馳せて回っていただきたいと思います。答えを出すのではなく、物語の中でアリスがそうしていたように、問いそのものを味わってみてください。一気に特別なアトラクションになると思います。 写真を拡大