贅沢に香港を満喫、グランドハイアット
★★★★★ 2018年7月に訪問概要
香港島の中心である中環から二駅、伝統と先端が融合する湾仔に位置する五つ星ホテル 。香港を代表する一大コンベンションセンターに隣接した国際的なホテルです。後述しますがパークまでは45分から1時間かかるのでそこまで近くはないですし、ホテル内の施設がとても充実しているので 「パークをメインに楽しみたい方向け」と言うよりは「せっかく香港まで来たからには、ホテルもゆったりとゴージャスに楽しみたい」という方向けのホテルです。
オススメポイント
①ホテル全体が綺麗②ホテルの施設が充実
③景色が素晴らしい
④食事が美味しい
⑤最寄駅とのアクセスが便利
⑥ホテルスタッフが満点対応
⑦ホテルの周辺が綺麗(と僕は感じた。旺角やオリンピック駅の周辺との比較して。)
残念ポイント
パークからメチャクチャ近いわけではないアクセス
空港→ホテル
エアポートエクスプレスで香港駅まで来ると、無料のエアポートシャトルバスがホテルまで運行しています。エアポートエクスプレスを降りるとエアポートシャトルバスの看板が出ているのでそれに従えばすぐにバス乗り場まで着きます。(香港駅は巨大なので初めての方は迷いますが、ここのルートはすごくわかりやすく、距離も短いです。)シャトルバスはルート毎に廻るホテルが違います。分からなかったら受付カウンターの人にホテル名を伝えれば乗り場を教えてくれます。香港駅からホテルまではバスで5分くらいです。無料のエアポートシャトルバスは大体15分〜20分間隔なので、空港からホテルまでは、シャトルバスの乗り継ぎがよければ30分程度で着きます。急ぎの方は香港駅からタクシーを利用してください。香港駅ホテル間はタクシーで30香港ドル程度です。
空港からの場合、多人数だとタクシーの方が値段的には安いですが、1時間くらいはかかるので、エアポートエクスプレスを利用した方がかかる時間は半分で済みます。
ホテル→パーク
鉄道利用の場合、港島線の湾仔駅から乗って香港駅(=中環駅)で東涌線に乗り換えます。サニーベイ駅でディズニーリゾートラインに乗り換えて大体1時間くらいです。香港の地下鉄に慣れていない方は、香港駅での乗り換えが若干ハードルとなりますが、香港は二つ先の乗り換え線まで案内が出ているので、香港駅で既にディズニーリゾートラインの案内表示が出ています。そのためその看板に従って進んでください。ホテル→湾仔駅
ホテルの正面玄関からは出ずに、ホテル2階の香港会議展覧中心(コンベンションセンター)との連絡口から進むと駅まで屋根付きのペデストリアンデッキが続いています。歩いて5分くらいです。他のホテル予約サイトの口コミでは「駅まで不便」という評価が散見されますが、それはこの連絡通路の存在を知らない人達が書いたものと思われます。(確かにホテルのロビー階から駅に行こうとするとこの連絡通路はおそらく発見できない。)駅までは雨の日でも濡れずにたどり着きます。とても便利でした。部屋について
クラブルーム・ハーバービュー・デラックスというカテゴリーの部屋に宿泊しました。特徴
ハーバービューの部屋なので、ハーバーサイドは全面窓になっており、九龍島の景色が一望できます。僕が泊まった部屋からは香港島のセントラル側も見ることができました。昼間の景色も夜景も、それはもう素晴らしいものでした。100万ドルの夜景が見たい方、わざわざ夜景が見えるバーまで行かなくてもここで存分に楽しめます。香港名物シンフォニーオブライツも部屋からバッチリ見ることが出来ます。曲はシンフォニーオブライツの公式アプリをダウンロードすれば時間に合わせて聞くことができます。エアコン付きの部屋でシンフォニーオブライツが鑑賞できるメリットは大きいと思います。部屋
ワンルームタイプの部屋で、バスルームとトイレは別。シャワールームもバスタブからは独立しているのでゆったりした間取りです。コンセント
部屋にはいくつかコンセントがあります。三口なので変換器が必要ですが、部屋には一つ変換プラグが付いていました。また、ベッドサイドにはUSBポートがあり、充電に大変便利です。香港のホテルは大抵どこもそうなのですが、洗面所のコンセントは日本のものがそのまま差し込めます。コンセント環境は充実しています。アメニティ
スリッパ、歯ブラシなど一通り揃っています。なお、シャンプーや石鹸などはJune Jacobs という五つ星ホテルしか置かれていない上等なものだそうです。お水は毎日いつでも補充してくれるので、買う必要はありません。
ほかの香港のホテルと同様、もちろん持ち出し自由なハンディフォンが各部屋一台付いています。レストランの予約などはこのハンディフォンを使えば通話無料です。言語は日本語も選択できたのでとても便利でした。tdrnaviももちろん閲覧できます。
クラブラウンジ
クラブルームに宿泊するとクラブラウンジが利用できます。朝食は7時から10時、カクテルタイムは17時30分から19時30分まで(曜日によって異なる)。特筆すべきは、それ以外の時間でも朝7時から23時まで軽食やアルコールを含む飲み物がいつでも利用可能なことです。朝食時からワインやビールが飲めるので、アルコール好きにはたまりません。軽食もサンドイッチやエクレア、ケーキなどがいつでも食べられます。しかもどれもものすごく美味しいです。外に全く出なくてもラウンジだけで1日過ごせます。4日間滞在しましたがメニューは毎日少しずつ変わっていました。
また、このラウンジからも九龍島の景色が一望できるので、シンフォニーオブライツも楽しめます。
その他の施設
宿泊者が利用できるテニスコート、ジム、プールやスパがあります。見学して来ましたがいずれも立派な施設でした。利用したい方はスポーツウェアやシューズや水着などを持参してください。周辺の観光スポット
周辺には国際会議場や警察庁の総本部等が立地していて、観光の街というよりはビジネス街という感じでした。宿泊者も、いかにもビジネスマン、という人たちが多かったです。一方で湾仔には衣料品や雑貨の屋台街やスタイリッシュなレストラン街があり、町歩きをしていても楽しい街でした。誰もが知っている超有名観光スポットがあるか、と言えば無いですが、湾仔駅周辺は賑わっていて、レストランや買い物で困ることはないと思います。また、これは湾仔だけでは無く香港島全般に言えることかもしれませんが、九龍島の旺角駅やオリンピック駅、尖沙咀の街並みと比べ、湾仔は道も立ち並ぶ店も綺麗で、同じ香港の街とは思えないくらいにイメージが違いました。
ホテルのすぐ近くにコンビニは見つかりませんでしたが、水なども含め何でもホテルがくれますので、特に問題ないと思います。
感想
大手ホテル予約サイトに「香港のホテルには珍しく、一歩も外に出なくても楽しめるホテル」と紹介されていましたが、実際に滞在してみて納得しました。素晴らしいホテルの施設に加え、朝食、アフタヌーンティー、カクテルタイムなど、外に出なくても一流ホテルの料理が食べ放題なので、外のレストランに行くことがなかったです。100万ドルの夜景が部屋から見られるのも外に出なくても楽しめる理由の一つです。4日間滞在しましたが、退屈するどころか居心地が良すぎて帰りたくなくなってしまいました。豪華だけれども華美じゃない。上質で贅沢なホテルだと思います。
逆に言うと、パークで遊ぶことがメインの旅行の場合、こちらに宿泊するのは勿体ないと思います。パークを楽しみながらも香港リゾートも満喫したい方は迷わずここに泊まってください。
写真を拡大