ディズニーランド・パリの治安、マナー、気候などをレポート
フランスの「ディズニーランド・パリ」での治安、気候、ゲストのマナー、キャストの対応などをレポートします。2017年5月時点の情報です。
はじめに
日本から遠いフランス・パリのディズニーリゾート。日本では情報量が少なく、興味があってもどんな場所なのかよく分からず、なかなか旅行の計画が立てられない、という方もいらっしゃると思います。
今回、そんなディズニーランド・パリ(DLP)に行ってきましたので、他のサイトにはなかなか掲載されていないDLPの気候、治安、キャスト、ゲスト、料理についてご報告をさせていただきたいと思います。
リゾート全体について(概要を簡単におさらい)
- ヨーロッパ唯一のディズニーリゾートで、今年25周年を迎えました。
- シャルルドゴール国際空港からディズニーランド・パリまではTGVで1駅10分で到着します。国際空港からのアクセスの良さは世界のディズニーリゾートの中でもトップクラスで、空港から「あっという間に着いた!」という印象です。
- リゾート内には、ディズニーランドパークとウォルトディズニースタジオの2パークと、レストランとディズニー関連のショップが集まっているディズニーヴィレッジがあります。2つのパークとヴィレッジは近接しており、そのいずれにも徒歩で行くことが可能です。
- ディズニーランドパークは、いわゆるマジックキングダムで、5つのテーマランドで構成されています。アナハイムや香港と異なるフォルムをした眠れる森の美女の城をはじめ、ディスカバリーランドの洗練されたレトロな色調、フロンティアランドやアドベンチャーランドのヨーロッパ的な森の美しさ、メインストリートUSA内のディスカバリーアーケード等、随所にヨーロッパ特有の美意識が感じられ、アトラクションに乗らなくても、その優美な風景はそれだけで一見の価値ありです。
- ウォルトディズニースタジオは、WDWでいうところのハリウッドスタジオで、映画をテーマに5つ(トイストーリーランド含む)のテーマランドで構成されています。アトラクションの外観も映画のスタジオを模したものが多く、ディズニーランドパークが夢の国というイメージに対し、こちらは映画制作の裏側というイメージです。フロリダもそうですが、パーク内の雰囲気もアトラクションの感じもユニバーサルスタジオっぽいです。
- ディズニーヴィレッジは、ディズニーグッズを取り扱うお店とレストランが集まっているところです。グッズについてはディズニー直営店(ディズニーパークで売っているものを取り扱う店)しかなく、他国のディズニータウンやダウンタウンディズニーほど大きな規模ではありません。レストランのラインナップは多彩でキャラグリが出来るところもあります。
レポートを読んでいただくにあたって
このtdrnavi内でも、ディズニーランド・パリに関する口コミなどの体験情報は比較的少なく、私の個人的な印象だけでDLPのイメージを作ってしまうといけないので、客観的に「実際に見たもの」という事実と「個人的な感想」に分けて書きました。
冗長な文章なので、私の感想で偏った先入観を持ちたくないと思う方は「実際に見たもの」と書かれた部分だけお読みいただければと思います。
気候について
実際に見たもの
- 日本のGWにあたる5月上旬に1週間滞在したが、パリの天気予報によるとその週の最高気温は20℃~24℃で最低気温は3℃~9℃だった。
- パーク内において、屋外では昼間でもほとんどの人が冬物のジャンパー、コート、ダウンジャケットなどを着ていた。一方、レストランやショップは暖房が効いており、半袖のTシャツ一枚の人もたくさん見かけた。
- 毎日、1日の内に晴れ、曇り、雨の全ての天候になった。
- 一日の内に、半袖のTシャツ、長袖シャツ、長袖シャツ+ジャケット、その上にブルゾン、それに加えてマフラー、これら全ての服装になった。
個人的な感想
- 「ヨーロッパの天気は変わりやすい」とよく言われます。「世界のディズニーリゾートへGO!」の番組の中でもゴリさんが「パリの天気変わり過ぎ」とコメントしていました。また「ヨーロッパには1日の内に四季がある」とも言われます。まったくそのとおりでした。その言葉をあまり軽く受け止めない方が良いと思います。私が行った時の天気予報では、前述のとおり最高気温は24℃、最低気温は3℃と、それだけでもどんな服装にしたら良いのか迷いました。実際には1日の内に3℃から24℃まで継ぎ目無く変化するため、それに対応可能な服装を準備しておく必要がありました。
- 私は暑がりですが、そんな私ですらパリは寒いと感じました。数字だけで見ると最高気温と最低気温の差が20℃以上ありますが、体感的には朝晩が特別に冷え込むわけではなく、終日おおむね涼しかったです。その一方で屋内は暖かく、だいたい半袖のTシャツ一枚で過ごしていました。
- 持っていく服装は悩みました。パリの気温を記したサイトはたくさんあり、それらに嘘は書いてないと思いますが、ヨーロッパは1日の内でも天気や気候がコロコロ変わるので、結果的にそれらはあまり役に立たなかったと思います。明らかな真夏か真冬でない限り、春夏秋冬全ての服を持っていくことをおすすめします。ここにヨーロッパ旅行特有の面倒臭さがあると思います。
気候に関するまとめ
よほどの真冬か真夏で無い限り、春夏秋冬全ての服の準備が必要で、コロコロ変わるヨーロッパの天気に対応すべく、きめ細やかに調整できる服装を準備してください。「どんな服装で行ったらいいのか分からない」と悩まずに、覚悟を決めて春夏秋冬全部の服を一式丸ごと持って行って、現地でその状況に合わせて調整してください。
フランスの気候 | フランス観光 公式サイトjp.france.fr
治安について
【前提】私が渡航した2017年5月はこういう時期でした
- 日本の外務省による渡航安全情報では、2017年5月現在、警戒レベル0~4の五段階のうち、フランスは全土が最低レベルの0で、危険な国では全く無いという判定だった。ただし「テロに関する注意喚起」が発出されており外務省海外安全ホームページには「テロの被害にあわないよう特別な警戒が必要です」と警告されていた。
- 私が渡航する2週間前の4月20日、パリ中心部のシャンゼリゼ通りで銃撃があり警察官1人が死亡、2人が負傷する事件があり、イスラム過激派組織が傘下の通信社を通じて犯行声明を出した。実行犯は39歳のフランス人だった。
- 私の滞在期間中、フランスの大統領選挙が執り行われた。
上記の前提が、以下に記す内容にどの程度影響を与えているのか分かりませんが、私が見てきたことと感じたことをそのままお伝えしようと思います。
外務省 渡航情報 フランスのホームページはこちらwww.anzen.mofa.go.jp
実際に見たもの
- パークに入る前に空港と同じ(ように見えた)セキュリティチェックがあった。荷物はエックス線検査を、人は金属探知ゲートを通過するチェックだった。
- 上記のセキュリティチェックの場所は、ランドパーク、ウォルトディズニースタジオ、ヴィレッジと駅との間1か所に集約してあり、一度セキュリティゲートを通過すればその3か所には再チェックなしで行き来が出来た。
- 駅と駅周辺(セキュリティゲートと駅との間)には、大勢の武装警官が大きな拳銃を手にしてウロチョロしていた。空港やパリ市内でも同様の武装警官を頻繁に見かけた。パークの最寄駅周辺だけでも結構な人数の武装警官がいた。
- セキュリティゲートを超えると(パーク側に入ると)武装警官は一人もいなかった。パーク内には武装警官はもちろん、警備員らしき人もいなかった。
- 私自身は滞在中、一度もスリや置き引きの被害に遭わなかった。特に怖いと思う経験もしなかった。テロにも遭わなかった。
- パリ市内では、地下鉄の駅で私の隣にいた人のショルダーバッグのファスナーが開けられ、あと少しで財布をスられていた、という場面を目の前で目撃したが、パーク周辺ではそういった光景は目にしなかった。
- パリ市内ではスーパーの前等で物乞いをよく見かけたが、パーク周辺には物乞いは一人もいなかった。
- パリ市内の地下鉄では、ことあるごとに「荷物や貴重品の管理は各自でしっかりおこなってください」という趣旨の放送が複数か国語で放送されていた(日本語でも流れていた)が、空港とディズニーランド・パリをつなぐ鉄道の中ではそういった注意喚起の放送は流れていなかった。
個人的な感想
- セキュリティチェックに関しては、程度の差はあれ世界中のどのパークにもあるわけですが、パリのセキュリティゲートはリゾート全体で1か所に集約されているのが便利で、各パークに入るたびにチェックを受けなくても良かったので快適でした。人はゲートチェック、荷物はエックス線検査ということで、現時点では世界のディズニーリゾートの中で一番厳重なチェックだとは思いますが、遅かれ早かれ、いずれは他国もこうなると思います。
- 武装警官はフランス内のあちこちで見ました。その武装度合いも日本の武装警官の程度とは異なり、イメージで言えば弁慶の七つ道具を背負っているような、超強そうで超怖そうな人たちでした。巨大なライフル銃を全員が持っています。こうした光景を見慣れていない日本人にとっては、特に何も事件が起きなくても、こんな格好をした人がそこに立っているだけで十分に物騒で、とても「この人たちが守ってくれるから安心」という方向には気持ちか向かず「この平和に見える場所に、一体どんな危険なことが起ころうとしているのか」と思ってしまいます。アメリカも決して治安が良いとは思いませんが、少なくとも上記のような光景をパーク周辺で見たことは一度もありません。
- 一方で、その武装警官のおかげで安心感が増したと感じることもあります。私が以前ヨーロッパに行った15年前は(DLP10周年の時)、パリ市内では駅や路上で恐喝や追剥などの犯罪が多発しており、私の家族や知人も被害に遭っていました。ターゲットは観光客のみならず、地元の人も被害に遭っていました。一時は「ヨーロッパに行けば必ず何らかの犯罪被害に遭う」とまで言われていた時期があり、DLP周辺も例外ではありませんでした。しかし、今のDLPの最寄り駅に限って言えば、こんな武装警官が大勢24時間体制で駅周辺を警備していたら、状況から考えてこの周辺で追剥や恐喝が起きる可能性はほぼゼロだと思います。そういう意味では「この人たちが守ってくれるから安心」という気もします。(武装警官はこういった軽犯罪を取り締まるために配備されているわけでは無いと思いますが・・・)
治安に関するまとめ
私自身は一切何の被害にも遭わなかったので、実際に治安が悪いかどうかは正直分かりません。私はパーク内は日本のパークと同じ感覚で楽しめました。まったく何の心配もする必要ないと思います。何か危険なことが起きそうな、そんな気配すらありませんでした。ただ目にした状況から考えて、DLPおよびパリ周辺は、治安が悪いというよりはもっと脅威である「テロが起きそうと思われている場所の一つ」であったことは明らかでした。しかし、テロへの厳戒態勢が敷かれたことにより、結果的に恐喝などの軽犯罪が減り、DLP周辺はかえって夜でも安心して歩ける地域になったと思います。
入念なセキュリティチェックがあり、一旦パーク内に入ってしまえば、決して治安という意味での不安を感じることはありませんので、他の国のパークと同様に楽しい時間を過ごすことができると思います。
キャストについて
実際に見たもの
- どのキャストも目が合えば「ボンジュール!」と元気に声をかけてきた。
- ホテルのコンシェルジュはどんな質問・要望にも丁寧に、かつ迅速・適格に回答した。
- ショップ、レストラン等配属を問わず、どのキャストも流暢な英語を話した。
- パーク内外を問わず、接客態度で嫌な思いをすることは一度もなかった。
- オープンキッチンで、ゲストたちの前でステーキを焼く店(シルバースパーステーキハウス)で、客に出す用に並べてある付け合わせのポテトを堂々とつまみ食いしながら料理をしているシェフがいた。
個人的な感想
- パーク内外を問わず、ホテルのコンシェルジュからスーパーのレジの店員まで、どこで出会ったフランス人従業員も例外なくみんな感じが良かったです。接客で嫌な思いをするということは一度もありませんでした。その感じの良さはむしろ感心、感動さえ覚えました。
- ホテルコンシェルジュの対応も素晴らしく、レストランの予約などは日時とレストラン名を言うや否や、ものの10秒くらいで予約票をくれました。宿泊2日目にしてすでに名前も覚えられていました。
- ただし、仕事に対する真剣さ等は、日本とは違うかもしれません。上記の「つまみ食い」についても、全然悪気ない感じでつまみ食いをしていましたし、フランス人の客が大勢見ていても誰も何も言いません。不思議と私もその状況を見て、まるでコントのようで面白すぎて笑ってしまう感じでした。
- 時々口コミなどで、フランス人はアジア人に冷たい、といった趣旨の内容が書かれていることがありますが、私はそう感じていません。パリ市内の高級レストランでも、私のテーブルの注文を聞きにきていたウェイターが、隣のテーブルに来ていたウェイターが困っている様子を見て私たちの注文そっちのけでそこのヘルプに行ってしまう、ということがありました。その後何事もなかったように戻ってきました。しかし、よく見ていると、そんなことは日常茶飯事で、日本人に限らず、フランス人客も含め、どの客にも対しても(良いかどうかは別として)平等にそういう感じの接客でした。しかも不思議と全く嫌な感情は起きなくて、むしろ逆にその場が和やかな感じになってしまって、ウェイターに注文もしやすくなる、みたいな雰囲気がありました。
- フランス人はアジア人に冷たいわけではなく、日本のサービス業で時々見受けられる「過剰なまでに客にへつらう態度」が無いだけで、みんなものすごく優しくて感じがいいと思います。パリ市内で道に迷っていても、道行く人が言葉も通じないのに道を教えてくれたり、バスの乗り場を教えてくれたりと、みんなとても親切でした。
キャストに関するまとめ
DLPのキャストのクオリティの高さは、東京のそれに勝るとも劣らぬ素晴らしいものでした。それは東京のキャストを見ていて感じる「まじめで一生懸命」と言うよりは「親切」という言葉が真っ先に頭に浮かぶような感じでした。素晴らしいキャストたちのおかげでとても気分よく滞在することが出来ました。
ゲストについて(全体をとおして)
実際に見たもの
- スタンバイではきれいに列を作っており、追い越しや割り込みをする人は一人もいなかった。
- パークオープン時も含め、パーク内で走っている人は一人も見かけなかった。
- リアクションは大きくて、タワーオブテラーとかビッグサンダーマウンテンでも、「キャー」とか「WOW~!」等、大声を出して楽しんでいる人が大勢いた。
- キャラグリには常に長蛇の列ができていた。
- アジア人ゲストは極めて少なかった。日本のGWに行ったが、日本人はほとんどいなかった。
個人的な感想
- DLPのゲストはみなさん穏やかで、日本のゲストのように殺気立ってファストパスを取りに行ったり、何時間も前から地べたに座り込んで最前列で何か観たい!といった熱気帯びた雰囲気はあまりないなという印象です。日本で時々見かけるようなベンチに横になって寝ている「疲れたお父さん」も一人もいませんでした。私は閑散期に行ったからかもしれません。混雑時は違うかもしれません。
- レストラン内は総じて賑やかで、高級レストラン内もまぁまぁうるさかったと思います。
- 私の勝手なイメージではもっとフランス人はクールなのかと思っていましたが、そのリアクションは日本人が思い描く「ノリのいいアメリカ人のリアクション」で、一緒に乗っていて私は楽しいと感じました。「アトラクションに楽しませてもらう」という受動的な態度ではなく「自分から楽しむ」という能動姿勢の方が多かった印象です。ゲストの反応は、日本よりも大きいと思います。
ゲストについて(喫煙マナー)
実際に見たもの
- パーク内には喫煙所が設けられていた。
- 「タバコは決められた喫煙所で吸ってください」という趣旨の放送が複数か国語(少なくとも英語は聞き取れた)で流されていた。
- 喫煙所以外で、5分に1回くらいのペースでタバコを吸っている人を見かけた。歩きタバコをしている人も頻繁に見かけた。
- アトラクションのスタンバイ列で吸っている人もいた。屋内のスタンバイで吸っている人は見かけなかったが、簡単な屋根付きの場所(東京で言えばピノキオのスタンバイ列)であれば屋内でも吸っている人はいた。
- タバコをアトラクションやレストランの壁で消している人も見かけた。
- タバコの吸い殻はパーク中のあちこちに落ちていた。
個人的な感想
- 日本人の感覚から言えば、DLP内の喫煙マナーは相当悪いです。喫煙所以外での喫煙は日本ではイエローカード(場所によっては罰金)ですし、まして歩きタバコをポイ捨てとなるとイエローカードを超えて完全にレッドカードものです。上海でもパーク内で歩きたばこをしている人を見かけましたが、ごく僅かでした。それに対しフランスでは大げさではなく5分に1回見かけるという感じです。
- パリ市内ではもっと多くの人が歩きたばこをしていました。パリの街中はタバコのポイ捨てだらけでした。これは文化の違いなのだと思います。良し悪しは別として、タバコはフランスの文化なのだということが、滞在中に分かってきました。
- 喫煙所での喫煙を促す放送が流れているのに守らないのは、東京で言えば「走らないでください!」の看板をもって隊列組んでキャストが制止するのを無視して朝一で猛ダッシュする日本人と同じ感覚だと思います。日本では、先に並んでいた子どもや年寄りを走って追い抜いて行く人も、追い抜かれた人も、キャストの制止を無視して走ることが「マナー違反である」という意識が低いのと同じで、多分、フランス人も喫煙所以外での喫煙が「マナー違反である」という意識が低いのだと思います。だからみんな平気で歩きたばこをするし、周りも誰も注意しないのだと思います。
- なので、日本人も他の国の人のマナーについてあれこれ言える立場ではないと思いますが(上海の割り込みと東京の朝ダッシュは先に並んでいた人を抜くという本質は同じ)、自国文化は一旦棚に上げて言えば、パリの喫煙マナーは現代の日本では考えられない程に低レベルベルだと思います。
ゲストについて(持ち込み)
実際に見たもの
- パーク内で、持ち込んだ食品を食べている人をちょくちょく見かけた。
- 明らかに持ち込んだと思われる食品を、歩きながら食べている人もいた。
- 持ち込まれた食品は全てパンだった。
個人的な感想
- パンを持ち込んで食べている人が多いなぁと感じました。中には食パンの食べ歩きをしている人(日本でそんなことするの鳩くらいですよね)もいました。
- 上海の持ち込みも話題になりましたが、私が上海に行ったときはみんなちゃんとピクニックエリアで食べていました。タバコほどは気になりませんでしたが、持ち込みを、本来食べるべきではない場所で食べている人がまぁまぁいるな、というのが私の印象です。
ゲストに関するまとめ
基本的にゲストはみなさんマナーが良いと思います。ただし、喫煙については日本人はびっくりすると思います。私は決して日本のゲストはマナーが良くて上海のゲストはマナーが悪い、という風には思っていません。どの国のディズニーリゾートに行っても、その国民性が滲み出る良いところと悪いところがあると感じています。DLPの場合、その後者はズバリ喫煙マナーであると断言します。
フランスの食事について
実際に見たもの
- パーク内のレストランには必ず英語メニューがあった。(パリ市内ではない店もあった。)
- ドレスコードがあるレストランでも、Tシャツ、ジーンズ、スニーカーで入店している人がいた。そういう客は何人も見かけた。(パーク内外問わず。)
- ランドパークとウォルトディズニースタジオ、どちらもアルコールを提供する店が複数あった。
- 閑散期の平日に行ったが、クローズしているレストランが多かった。どの店がクローズしているかという情報は、クローズしているレストランの入り口に一覧にして張り出してあった。私が行った時はレストラン・ハクナマタタ、ウォルツ:アメリカン・レストラン、ブルーラグーンレストラン、その他軽食の店数店舗がクローズしていた。
- どのレストラン(テーブルサービスのレストランに限る)も、日本と比べてボリュームが多かった。前菜だけでもまぁまぁなボリュームで、その後に出てくるメインは更にボリュームがあった。(多い少ない主観的なものですが、どう見てもボリュームが多かったので敢えて事実に書きます)
個人的な感想
- 私は普段から人よりもたくさん量を食べますが、その私から見てもフランスはボリュームが多いです。これはパーク内に限らずパリ市内でもパリ郊外でもものすごいボリュームでした。(テーブルサービスのレストランに限る。)一般的な日本女性であれば、1コースを2人で分けても十分におなかがいっぱいになります。注文する際には分量に注意してください。
- そのことが影響しているのか、パークでもパリ市内でも日本では見かけないほどの大きな方(肥満体型の方)を頻繁に見かけました。フロリダ程は多く見かけませんが、それでも「フランスって意外に肥満体型の人が多い」とはっきりと感じました。でもそれが納得できるくらい、どのレストランもボリュームは日本よりかなりありました。
- 私個人の感想としては、食事はおいしくなかったと思います。せっかくパリまで行ったので、ファストフードではなく、本場のフランス料理を食べたいと思い、毎回の食事はなるべくきちんとして人気があって外観も美しい店を選んで行ったのですが、どの店のどの料理も印象に残る美味しさはありませんでした。口に合う合わない以前に、日本で食べる料理ほどの繊細さはどこにもありませんでした。
フランスの食事に関するまとめ
味は好き嫌いがありますので、ぜひ皆さんに召し上がっていただき、その舌で確認していただきたいと思いますが、量の多さは日本と違うと思います。本場フランスの料理を食べた感想としては「日本人がいかに普段から美味しいものを食べているかを実感した」というところです。
おわりに
以上はあくまで私が体験し、感じたことです。
このレポートが皆さんのお役に立てれば幸いです。時間が経てば状況も変わってしまうと思います。ぜひ多くの方にディズニーランド・パリに行っていただき、その都度、新しい情報を教えていただければと思います。